第14話

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2026/06/05 08:00 更新




カゲツが『花嵐』に来て2ヶ月ほどが経った。

その頃には随分家にも私にも慣れてくれたらしく、かつてと同じ愛らしい笑顔で微笑みかけてくれていた。


mrkm

 ! 珂波汰 !!

 
あなた

 お疲れ様、カゲツ 
 訓練は順調 ?

 
mrkm

 ふふん、勿論や !!
 今日も講師のおっさんに褒められたわ 

 
あなた

 ! あの先生とても厳しい方なのに …
 流石カゲツだね

 

『花嵐』は妖術 … 東風に言うなら魔法が秀でた特別な家系だ。
だから幼少期から様々な術を叩き込まれる。
文字通り血反吐を吐く程のレッスンを行って。




あなた

 ( 本当にあれキツイから私はもう 
  二度とやりたくない !! )

あなた

 ( それに私が死んだのは、 
 身体が脆すぎるから )

あなた

 ( なら磨くべきは ______ )






mrkm

 ん! 


あなた

 、? どうかした? 

 

突然謎の声を発したカゲツに驚いて、思わず尋ねる。


まだ、翳りの見えない翡翠の双眸。
これが闇の色に染まったのは彼が来てから約2年後。


もう、あまり時間がない。

mrkm

 ゃ、その … ぼく頑張ってる、やろ ?

mrkm

 やから、その、ご褒美 … とか、 
 あってもええんやない、 ?

 
あなた

 !ふふ、本当にかわいいね 

 
mrkm

 …… やっぱいい 

 
あなた

 怒っちゃった ?

あなた

 カゲツがあまりに可愛くて、 
 ちょっと意地悪しちゃった

あなた

 ご褒美、ちゃんと考えておくね ! 

 
mrkm

 、嘘やない ?

 
あなた

 嘘じゃないよ、楽しみにしてて 



カゲツと別れて部屋へ向かう。



花嵐は腐っても名家。

私が自由に使えるお金だって沢山ある。
けれど何に使ったかどれだけ隠してもバレる可能性が高い。




あなた

 ( なら、自分でお金を稼ぐしかない )

あなた

 ( 金を稼ぎながら、目的を果たす。
  2年あればきっと足りるから。 )




あの事件が起きないのがいいけど、もしその運命から逃げられないなら、最悪に備えて動くのが正解に決まっている。


事件が起きたら、きっとまた私はあの忌々しい呪いにかけられるのが明白だ。



そんなのはもうごめんよ。

あなた

 ( やるべきことは決まった。
 彼のとこに行くのは気が進まないけど )

あなた

 上等よ、やってやろうじゃない












いざ行かん、裏社会へ !!





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