向かいの席に座って彼を見つめる。
あーあ、青ざめちゃって。
まぁ殺そうとして、失敗して。これからの処分を考えたらこんな顔色にもなるよね …
尚、被害者側に値する私は一周目もこんなことあったな ~ としか考えていないのだけど。
流石に意地悪し過ぎたかな。
顔が青を通り越して白くなり始めてる。
嫌と言うほど知っているけど形式的に尋ねるものなので、一応。
真っ白な髪、細い身体。
まだ瞳は緑一色で、紫の翳りは見えない。
だって、あの紫は私が引き受けきれなかった呪いだもの。
緊張した面持ちで、小さく口を開く。
あなたに嫌われ続けた上、目の前で無様に殺される姿を見せたもの。
今更愛してもらえるなんて思ってない。
けど、もう嫌うこともできないほど愛してしまったから。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!