さっきから姫 姫 言ってるのは 隣の国の王子様 慧 。
木の枝の上に座り、私がいる部屋に向かって呼んでくる。
窓からニコニコの笑顔でこちらを見つめてくる彼が見える。
隣の国からわざわざ私に会いに来るというウザったらしい彼。
ふにゃーっと見せる笑顔がウザったらしい と言う気持ちを0にさせる。
その笑顔 反則です
彼と出会ったのは 舞踏会。
(西洋のパーティー(ダンスパーティー)で女性はドレスを、男性はタキシードなどのキッチリとした服を着るのが常識。)
「一目惚れです!!」
とか訳の分からない事を言われてから遊びに来るようになった。
会う回数を重ねる度、敬語 などは使わなくなっていった。
昨日入れたばかりなのに。
私は窓を開け、彼を招待する。
…それって、パートナーに言うべき言葉じゃ…笑
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どれくらい話しただろう。
考える暇もなく過ぎていく時間。
でもね…その時間はある人によってぶち壊された。
あなたの父 「おい!!お前!!」
そう言って私の父が 慧 を指さす
あなたの父「隣の国のやつは来るなと言っただろう!!舞踏会以外立ち入り禁止だぞ!!」
あなたの父「二度と私の娘に会いに来るんじゃない!!」
慧は帰って行った。
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次の日、慧は ひょこっと現れてきてくれる。
そう信じていたのに来てくれなかった。
私は来る日も来る日もずっと窓を眺め、慧を待ち続けていた。
そのとき気づいた。
私、慧が好きだ_____と
ウザったらしい と思っていた彼を待っているなんて…昔の自分だったら考えられない…。
窓を眺めているのを父に見られた時は必ず殴られた。
…助けて。
そう願っても彼は来ない。
私は、とある日家を出ることを決意した。
準備を進め、もう出られる
そう思ったとき。
コンコンッ
私はコンコンッという窓から聞こえる音を聞き、すぐ窓を開けた。
するとそこには_____
ずっと会いたかった彼がいた。
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伊野尾くんVer.は少しほかのメンバーよりも長くなってしまいました。
ごめんなさい!!
…このシチュエーション自分は結構気に入ってます…笑
残りは3人!!
どんなシチュエーションが待っているのでしょうか…笑
お楽しみに!!
以上作者のあいらでした!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。