第10話

ゾムとテラ2
4,104
2019/07/01 11:54
───次の日───
カラスの  カァー  と鳴く声で目が覚めた。
なんとも目覚めの悪い朝だな…
ふと横を見るとスゥ…スゥ…と眠るイフリートが居て、僕は安心した。
昨日から何も食べていなかった事を思い出し、狩りをする事にした。
けれど動物を仕留めるものが無かったため、丈夫そうな木を持ってきて削り槍のようなものにした。
ゾム
ゾム
よしっ!
さてと…テラ行ってくんでな!
イフリート
イフリート
スゥ…スゥ…
寝ているテラにご馳走を持って来る事を密かに誓い、俺は狩りに出た。
───数時間後───
森の中にいた、兎や子鹿を捕まえる事が出来、
俺はルン⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ルンとテラの元へ歩いていった。
まさか、あんな事になるとは思わずに………
ゾム
ゾム
テラ!!
見てやこれ!ええもんいっぱい捕れたで!
と言うが、そこにテラはおらず残っているのは昨日の焚き火の跡だけだった。
ゾム
ゾム
え?テラ?どこいったんや?
どこに行ったのか辺りを見渡すと明らかに何かと戦った後だと分かった。
それが分かった瞬間、俺は慌ててその跡を追った。



追って…追って…追った先に男が2人と引きづられているテラがいた。
俺は怒りで頭が真っ白になり、男達に飛びかかった。
ゾム
ゾム
くっそ!
お前らテラを離せや!テラに触んな!
しかし、まだ子供の俺が大人2人に勝てるはずもなく、ただ、一方的にやられてしまった。
ゾム
ゾム
う"っ!
いったぁ……
うわっやめろ!クソがぁっ
モブ1〈なんやこいつ。大人に勝てるわけないやんww〉
モブ2〈なんや?お前、この狼の友達か?おん?〉
ゾム
ゾム
う、っさいわ!
なんやねんお前ら!
モブ1〈ふん。威勢だけはいいな。よし、ではお前に選択権をあげよう〉
モブ1〈お前が俺達に着いてくるか、この狼を俺達が殺すて毛皮にするか〉
モブ1〈さぁ、選べ〉
ゾム
ゾム
俺がお前らに着いてく!
やから…やからお願いや…こいつには手を出さんといてくれ…
モブ1〈くっふふふwいい判断だな。着いてこい〉
ゾム
ゾム
テラ……ごめんなぁ俺が弱くて…ごめんなぁ守れやんくて…いい人に見つけて貰えよ
モブ2〈おら!さっさと行けよ!〉
ゾム
ゾム
う"っ……はい…
(テラ…またどこかで会おうな)
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-noside-
緑の少年が男達に連れていかれて少し経った時……ある男がやってきた。そいつは狼を見ると、
???〈うわっ…誰がこんなことしたんや…それより手当てしないと…〉
と、呟き狼を抱え帰路に着いた
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それから俺は、奴等の奴隷としてこき使われていた。そんな時に俺はトントンに拾われてこの屋敷に来た。
………そして今に至る
ゾム
ゾム
って訳なんやけど分かった?
美古都
美古都
そうか、そんな事があったのか…
じゃあ俺がそん時に見つけたイフリートはきっとそいつらにやられたんやろうな…
ゾム
ゾム
美古都がテr……イフリートを手当てしてくれたんか!ありがとうな!
美古都
美古都
いやいや。そんな大した事はしてないさ。
美古都
美古都
でも、良かったよ。
君達がまた会えて。それだけで俺は正しい事をしたと思える。
イフリート
イフリート
バウッ!
トントン
トントン
うわっ!
もうこんな時間やん!
お前ら、明日大事な予定あるんやで!
はよ寝や!
コネシマ
コネシマ
おwかwんw
シャオロン
シャオロン
www
トントン
トントン
オカンちゃうわ!
コネシマ
コネシマ
わぁ〜!
逃げろー!トン氏が追いかけて来るぞーww
シャオロン
シャオロン
ぎゃーww
トントン
トントン
待て!お前らそこ座れや!
(ドタドタドタ)
───こうして、俺はみんなに仲間の一員だと認めて貰えた(?)のだった。
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作者
作者
はーい!ここまでですね!
どうでしたかね?
作者
作者
美古都君…彼はいい子だよねほんとにw
作者
作者
って事で次回予告!
オスマン
オスマン
次回「初めての仕事」
見て欲しいめぅ〜

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