翌日、俺はトントンに起こされて朝の5時に起きた。
今日から仕事なのだろうか?
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ガタガタン(洗濯機が動く音)
…………ひっろいな!いつ終わるんや(泣)
バサッ…バサー(洗濯干してる音)
さっきの掃除機で中は終わったので次は外で〜す
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ちなみに、お昼ご飯はフランスパンとベーコンエッグでした。
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コケー (ニワトリ)
ブーフガッ(ブタ)
モォー(ウシ)
動物小屋に行くと、沢山の動物の声がした。
その動物達1匹1匹に餌をやっていった。
そう思い、僕はトントンの部屋に入った。
そこには信じられない量の書類の山がいくつもあった。
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書類が終わった時にはもう夕方だったみたいだ洗濯物を入れていない事に気づき俺は慌てて入れにいった。
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俺は洗濯物を1枚1枚しっかり綺麗に畳んで、各幹部達の部屋に置いておいた。
そろそろその幹部達が帰って来るかも知れない為、夕食の準備に取り掛かった。
と、歌を口ずさみながらもしっかりと料理をこなしていき夕食の準備はできた。
あとは、トントン達が帰って来るのを待つだけだった。
と思いながらも食堂でただボーッとしていると玄関から「ただいまー」と複数の声が聞こえた。
実は1人で寂しかった俺は飼い主を待っていた子犬のように玄関へと走った。
俺が言った言葉に反応してくれる人がいる。
その事実が俺は嬉しかった。
そして、今日の仕事をちゃんとしたことを褒めて欲しいと思いながら夕食をみんなと食べる為、食堂に向かったのだった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。