隼くんside
〜帰り道〜
そんな会話をしていたら
ポツポツ……
龍友くんはフードを被った
余計にいかついけどまぁ人居ないしいっか…笑
俺もフードかーぶろ
玲於がフード付きの上着をあなたちゃんに渡した
やっさし…(*´艸`)
いつも俺には玲於塩なのに…
あなたちゃんにはそんな甘いのねw
どんだけ好きなんだよ!
でもこの4人で玲於だけ濡れてるけど
大丈夫かな……。
ポツポツ…
…バラバラ…
雨はすこーしずつ強くなっていく
分かれ道が来た
あなたちゃんは顔の近くで
手を振りながら笑ってくれた
って何思ってんだ俺!?!?!?!?
なんだよ、、、もうなんか色々わかんねー
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玲於くんside
隼たちと別れてからしばらくすると雨がやんだ
雨が止んで少し風が吹くと
濡れた体が冷えて結構寒かった
なんなのその上目遣いで
申し訳なさそうに俺を見上げる顔は、、、、
だからそーゆー事しちゃダメなんだって
まぁこのまま帰れば冷えて多分 風邪ひくしな…
てかどんだけ無防備に男を家あげてんだよ
隙ありすぎ…
でも、まだ手は出さないでおこう
あなたからキスしてくるぐらい
好きになってもらってからじゃないと
いじめがい がないでしょ…?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。