亜嵐くんside
あなたが寝たのを確認してから
俺たち4人は酒を飲んでいた
そうやっていつも通り仲良く話していると
プルルルルル
俺の携帯に電話が…
相手は 隼…
隼はいつもになく焦った様子だった
隼はめちゃめちゃ取り乱していた
こいつやっぱあなたちゃんの事大好きなんだな…笑
電話越しでもうるっさい デカい声…笑
俺は携帯を龍友くんに渡した
そう言って龍友くんは電話を切った
それからしばらくして…
ピンポーン
隼side
そーっと寝室に入ると
あなたが静かに寝息を立てて寝ていた
その綺麗な顔には涙の痕が…
目の周りも、、すごく腫れてる
俺は動きを止めた
夢の中で俺の名前を呼んでる
俺はそう呟いて あなたの頭を優しく撫でた
破壊力が、、強すぎる…///
俺の名前を連呼するあなた。
こんな可愛い彼女が居るのに…
俺はなんて事を、、、、、
そう考えると泣きそうになった
俺が目に涙を溜めながらベットから立ち上がると
起きてたのか…?
そう思ってあなたを見ると
寝ている…。 やっぱり寝言か、、
もう二度と 泣かせない
もう二度と まって なんて言わせない
もう二度と 辛い表情させない
もう二度と あなたを離さない
そんな事を考えていると
さっきまで我慢してた涙が溢れてきた
そう言って俺は部屋を出た
ガチャ
涼太くんがそう言って俺の背中をさすってくれる
────────────────────────
次の日…
龍友くんside
そう言ってあなたは家を出た
ほんと、、あの2人は仲いいな…笑
幸せな生活に戻れますように…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。