🐰「遅い…って」
目の前には
寝てるあなたがいた
🐰「なんだ,寝てるだk..」
🦖「植物状態だって」
あなたの友達??
が泣きながら俺に怒鳴る
🐰「植物状態??」
🦖「脳はもう死んでる。体だけは生きてる状態。」
🐰「は?」
🦖「は? じゃないよ,あなたが苦しんでるときもずっと彼女いたくせに。あなた,最後の最後までぐくありがとうって言ってたんだよ」
🐰「最後ってなんだよ…まだ生きてるじゃん」
なにを聞いてもあなたが
眠ってるようにしかみえなくて
なにも信じられなかった
🐰「おい,あなた起きろよ」
🐰「あなたあなた」
呼びかけたら起きる。
🐰「あなた」
あなたはびくともしない。
🐰「あなた…起きろよ返事しろよ!!」
🦖「だから,あなたは…」
🐰「あなた!!!!」
🐰「ごめん,あなた。ごめん。俺はあなたがお前のことが大好きだ。今更,ごめん。」
🐰「ごめんごめんごめんごめんごめん」
🐰「あなた…返事してくれよ」
俺はあなたのベットの前にしゃがみ込んだ。
🦖「これ,あなたから…」
それは小さな封筒だった__
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。