第2話

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2021/10/03 13:00
安田side


話しかけて気づいた。偉い緊張しとるな。

病院苦手なんかなぁ…?

診察できるんやろうか…なんて思ってたけど優しく話せば返事もある。

まぁ、診るのはおーくらやしな!大丈夫やで!


安田 「あなたちゃん、大丈夫やからなぁ?」

あなた 「……はい…」


"大丈夫やで"って話しながら診察室に入り、戸惑いながらも自分で椅子にも座ってくれた。


大倉 「よし、あなたちゃんお鼻さん辛そうやなぁ(撫)いつから辛かったぁ?」

あなた 「えっと…2週間くらい前に風邪ひいたなぁと思ってから…です…」

大倉 「そっかそっかぁ、じゃあ先にお鼻さんから見せてもらってもええかな?」

あなた 「……っ……はい……(涙)」

診察が始まってからまた泣き出してしまったあなたちゃん……


安田 「大丈夫、大丈夫。僕もおるからなぁ!」

大倉 「せやで!ヤスもおるからなぁ〜!そしたら頭は後ろにくっつけといて〜」

安田 「お顔さん触るなぁ〜ごめんなぁ…」

おーくらと2人であなたちゃんになるべく怖くないようにいつも以上に優しく接する。

トラウマにならんように……

おーくらが鼻鏡を入れて鼻の中を確認してるけど……

よっぽど酷いんやな…顔をしかめてる。


あなた 「…………っ……ぅぅぅぅ(涙)」

安田 「おーくらまだぁ?あなたちゃん疲れてもうたよぉ〜」

大倉 「あぁ!ごめんごめん!あなたちゃんごめんなぁ?(撫)」


おーくらの診察が長いせいか不安になってもうたあなたちゃん。

吸引せなあかんのかなぁ…… 可愛そうや…

大倉 「あと、お耳も診ときたいんやけど…頑張れるかな?」

あなた 「……っはい……(涙)」

大倉 「偉いなぁ!さっきみたいに長くはならへんようにするからなぁ〜」

安田 「あなたちゃん偉いなぁ^^大丈夫やで〜(撫)」

大倉 「右耳から見せてなぁ〜左向こうか」

安田 「よいしょぉ〜頭ごめんなぁ〜」


さっき長くなってもうたことを気にして耳の診察は早めに終わらせるおーくら。


大倉 「…………よし、終わりなぁ(撫)右耳ちょっと中耳炎になってるけど、お薬で治るから大丈夫やで〜」

あなた 「はい…(涙)」

安田 「もう泣かんの〜よお頑張ったな!」



大倉 「ほんでな、あなたちゃん今お鼻さん辛いやろ?」

あなた 「ん……はい……」

大倉 「やからな、先生はあなたちゃんのお鼻さんが楽になって欲しいなぁって思ってるねん。」

あなた 「…………(頷く)」

大倉 「だからなぁ?この細い棒であなたちゃんの鼻水を吸引させて欲しいねんけど…これがちょっと苦しいんだぁ」

あなた 「………………(泣)」

大倉 「こんなこと言ってごめんなぁ…でも先生も嘘つきたないねん。」


おーくらは痛いことを"痛ないよー"って言って余計なトラウマを作りたくないねんなぁ

あなたちゃんにとっては厳しいこと言ってるように聞こえるかもしれへんけど……


初めは下向いてずっと泣いてるあなたちゃんやったけど、根気よく待ってたらあなたちゃんから"頑張ります…"って言ってくれた。


ちょっと苦しいけど頑張ろうなぁ!
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