「やあ、おはよう」
「……」
エリザは机に向かい黙々と何かを書いている
「何を書いているんだい?」
ハム博士が聞くとボソリと呟くように返事をした。
「……年表」
「それは何故?」
「[削除済み]城の起源。いつ建てられたか、代々の当主は誰かを調べてまとめているのだ」
「君が住んでいたお城のこと?」
「そう。それと、お前は家来か」
「いいや。君の先生だ。」
「せん…せい?」
エリザの動きが止まる
この状況に危険を感じたハム博士はすぐに訂正した
「君の思うような先生ではない。君のことが知りたいんだ。」
年表のまとめを再開する
「一つ頼みがあるのだが…」
「なんだい?常識の範囲ないならなんでも聞けるよ。」
補遺:scp-000はscp-049 との面会を希望。scp-049 はクロステストにて重度の外傷を負ったため希望があった当日の午後に承諾されました
治療室に通された000はベッドに横になる049に駆け寄る
「平気…ではなさそうだな。」
「大丈夫ではある。どうしたのかな?何か発見があったからわざわざ会いに来たのだろう?」
「……すまない。また怪我が治ったらくる」
「いいや、聞かせてくれないか?」
049はベッドの横の椅子に座るよう促す
「それで、どうしたんだい?」
「聞いてくれ!私の名が年表にあった!」
「あぁ、それは良かったね。」
「16世紀の当主と同じ名だ。すごいだろう?」
誇らしげに自慢をする
「…049?」
049はそのまま眠っていた。
「Dr.ハム、049が起きるまでここに居ていか?」
「あぁ、どうぞ」
「ありがとう」
嬉しそうに笑う
補遺2:scp-049 との面会でscp-000の起源の判明の糸口が見つかりました。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!