貴女「みんな(〃´・ω)ノ コンバンハ♪今日は、齋藤さんで男声を使い女の子を釣れるか検証していきます!!」
トュトュトュ
貴女「もしもし(イケボっぽく)」
相手「男?」
貴女「どっちだと思います?」
相手「男やろ?」
貴女「何で、齋藤さnブチッ))」
話最後迄聞け
トュトュトュッ
貴女「もしもし」
相手「あの、女性ですか?」
貴女「(?!えっ稲荷兄弟………?)どっちだと思いますか?」
相手「男性かと?」
貴女「マジっすかあザァーす」
相手「男性何ですか?」
貴女「女性ですよ(地声)」
相手「?!えっ?」
貴女「あの、稲荷兄弟ですよね?」
相手「分かりました??」
貴女「はい、良く動画とか見てます。」
相手「ありがとうございます!」
貴女「«٩(*´ ꒳ `*)۶»イエイエ💓」
相手「俺達どっちがどっちだか分かりますか?」
貴女「今喋ったのが俊君?」
相手「おぉー」
貴女「今のが凌君ですかね?」
凌「俺達の声分からないみたいで検証してたんですよ。千影さんは?」
貴女「僕は、男声で女の子を釣れるか検証してました。」
俊「女の子釣れました??」
貴女「釣れませんでした。」
俊「あの、千影さんってYouTuberですか?」
貴女「YouTuberではないとは思いますよ。極々たまーにこうゆうのしてるだけで」
俊「何か今度撮りたいな〜って思ってたんですよ。」
貴女「僕が?!稲荷兄弟とですか??僕たたかれちゃいますよ。」
俊「そんなことないと思いますよ?それより兄ちゃん先から話さないけどどうかしたの?」
凌「いや、単に地声可愛いな〜って」
貴女「(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...可愛くないですよ。すいません。そろそろ電話切ります。今日は、ありがとうございます((。´・ω・)。´_ _))ペコリ」
俊「此方こそありがとう(*⌒▽⌒*)動画の件は、考えてね。」
貴女「分かりました。考えておきます。」
ブチッ
えっ?夢??
まさか稲荷兄弟と話せるとは。
この電話の1本が僕の人生を変えた。
コレは僕と凌君の恋の物語。
今、開幕する。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。