『あなた!おはよう!』
『あ、侑!おはよ!・・・って』
『ふっふー、なんやねん』
『そろそろやめ言うとるやんか・・・』
侑と付き合ってから約3ヶ月くらい経った
あれから私たちは全く喧嘩もせずやった
「どさくさに紛れて手を絡まさんといてや・・・」
「何?照れとるん?かわええなあ!!!」
なぜなら
『また侑ベタベタしてる』
『角名うっさいねん!!!!!』
見ての通り
『好きやからええやろ?なああなた?』
私に激甘になっていくばかりだったからだ
「好きだからは言い訳になりませんーっ」
「ええ!!!なんでや?!?!」
しかももちろん侑の彼女になったからには
少なくとも注目は浴びるわけで
『まだ周りの目怖いん?』
『・・・別にそうやないけど』
『なんかあったら俺がしばくから安心せえや』
まあ侑のセコムが凄いから
なんの問題もないんやけどね
「黙って俺の手握ってればええんやでーっ」
「だ!か!ら!恥ずかしいって!!!!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。