『先生!侑が体調悪い言うてます!』
『そうなん?大丈夫か?内藤、保健室連れてやってくれ』
やっとの事で侑を保健室に連れてった
「侑、辛い?」
「・・・大丈夫やから部活行く・・・」
そんなふらふら歩いとるのに行かせるわけがない
というかこんな状態でも部活に行きたがる侑は流石すぎる
「てか自分ら今日保健室行きまくりやぁ・・・」
「ね、そやね」
完全に頭から抜けとったけど
さっき侑と保健室に行ったばかりや
「先生、気持ち悪いらしいです」
「そうなん、横になり」
先生に言われるがままふらふらとベットに向かい
ぱたっと横になってぐったりする侑
「今日は早退やねー、荷物持ってきてくれへん?」
「分かりました」
私は侑の荷物を運びにまた教室に戻った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。