『あー楽しかったわあ!』
『せやね〜!あっという間やなあ〜!』
気づけばあっという間に一日が終わっていた
予約していたホテルの
チェックインを済ませて部屋に入る
『めっちゃ広いわ!』
『せやろ?』
ちなみにホテルは侑が決めてくれた
侑が決めてくれたホテルは
東京の夜景が一望できた
『あなたこういうの好きかなぁ思って!』
『めっちゃ好きや!夜景綺麗!』
侑はへへんと自慢げな顔をする
『侑、そろそろ大浴場いこう』
しばらくゆっくりしていたらなんだか眠くなってしまったので
大浴場に行く準備をした
「えー、部屋のでええやんーっ」
「せっかく大浴場あるのに部屋の嫌や」
『だって
一緒に入りたいんやもん・・・』
でたその侑のしょぼんとした目
若干ぴえんの顔に似ている
私はこの顔に非常に弱いのだ
「・・・じゃあ今日だけやで」
「やった!!!!!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!