第11話

10話
76
2022/09/26 20:59
 城の庭
雨天(うてん)
((オレは悩んでいた。
どうしても烏が、自分のモノだという。
安心が欲しい。

そんな気持ちが、大きくなる。))
雨天母
どうしたの?
雨天(うてん)
母上、
何でもありませんよ。
雨天母
好きな方でも出来た?
恋わずらいの顔をしているは。
雨天は、母になら話せると。

烏をどう思っているか、話した。
雨天母
そう
やっぱりそうだと思ったわ。

雨天が3歳の時。
最初は、体が弱くて。

空気のキレイな、別館にいたわ。
少しづつ、体も強くなって。

武将の方たちが、初めて挨拶に来た時。
ずっとあなたは、グズっていて。

最後に、烏さんが挨拶をするためにあなたの
前に来た時。
一瞬で泣き止んで、烏さんに抱きついたわ。

その時。
心奪われ、恋に落ちてしまったのね。


私が良ければ。
雨天が、安心する様にしてあげる。

任せなさい。

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