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最終話
雨天が、両親と3人で食事をしていると。
あなた、雨天と、烏さんを結婚させたいんだけど
なにっ
雨天が、今このように居られるのは1つに烏さんが献身的に、お使えしてくださったからよ?それ位の地位をあげても、良いと思うの。
だが、同性同士で結婚は、出来ない。
側室と言う形でと思って居るの。妻を、迎える前に側室を迎えるのは、異例だけど。側室に、男性を取る方はこの世界では、良くある事よ?そうでしょ?
母上
そうだが
烏さんを呼んできて。
母上、そんな事は。
いいのよ。私に任せなさい。
失礼します。何かご用で。
母は、烏に雨天の側室にならないかと伝える。
そんな、私のようなものが。
烏さんは、雨天がキライ?
嫌いだなんて。雨天様からがいいのなら。
烏。いいのか?
はい、決まったわ、あなたとても嬉しいは私。
雨天が烏を、妻を取る前に側室に向かえると言う話が出た時は、国中が驚いた、男性の側室を向かえるのはあまり珍しい事ではない。1ヶ月もすれば、国はいつもの生活が始まっていた。
2人とも来てくれたのね。
側室とは。婚儀をしない、なので2人がこの日だと言えばその日からになる。
まだ、2人は何時にするか決めてないんでしょ?
はい
今日にすれば?
なぜですか?
今日は、2人が初めて出会った日だからよ。それで、プレゼント。
2人の前に。美しいブレスレットが2つ
少しでも、2人が結ばれて居る、証を作らせたの
ブレスレットをした2人は、庭を歩いて居る。
何か、変な感じですね。
確かに、不思議な気持ちだな。烏は、オレのモノになった。
烏を抱き寄せる
ずっとそばに居てくれ。
烏は、雨天に初めて笑顔を見せ。
雨天を見つめ。
私は、雨天様だけの物ですよ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!