第2話

始まりは突然に。
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2018/01/22 09:16
クラスの発表があり、教室へ向かう。

私は3組。

教室の中はとても騒がしく、このクラスはやばそうだなぁ、などと考えていると、先生が教室に入ってきた。

そして、先生が教卓に資料を置いた瞬間、騒がしかったクラスが一瞬で静まりかえった。

誰も何も言わない。

しかも先生も動いていない…ようだ。
あなた

どうなってるのー?!

思わず声に出してしまった。

その声に答えたのはただ1人。
さあね。時間でも止まったんじゃない?
出席番号2番の男子、南波 湊くん。

彼は、その言葉に続けてこう言った。
いいじゃん、クラスも静かになったことだし。
あなた

えー、でもこのままはまずくない?

…なんで俺たちは普通に動けるんだ?
あなた

…確かに。

リナ
その謎は私が解明してあげるよ。
あなた

あなた、誰ですか?

リナ
私はリナ。どうもあなたたちには時間停止が効かないようね。

そこで、2人に頼みたいことがあるの…

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