第59話

# 58
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2026/08/07 13:55 更新











司波 仁
 チッ、だろうと思った 









物怪 瑠衣
 マジ、かよ…… 









 仁さんは舌打ちをして着ていたジャケットの 
 上着を乱暴に脱ぎ、
 瑠衣くんは絶句した表情を浮かべた。






 
神柴 健三
 すぐに現場へ…ッ! 














百代 律
 ッ、先生がっ!! 











 神柴さんが少し焦った様子で運転席へ
 行こうとするが、
 それは律さんの大声で阻まれた。








百代 律
 先生が、現場感情を読みった…! 
 でもそこにのこった感情は
  " 悲しみ " でも " 怒り " でもなくて、 



































百代 律
  "  快楽  " だったんだよ! 










 律さんがバッと顔を上げてそういう。
 その言葉に一同は目を見張る。







百代 律
 快楽って、そんなのおかしいでしょ… 
 それが被害者のものなのか 
 犯人のものなのかは分からないけど、
 







百代 律
 少なくとも先生は、 
 犯人のものだと考えて現場を調べてる。 








皇 千ト
 …ッッ、もう少し早く、発見していれば… 








    「犯行を、阻止できたかもしれないのに」







 千トの言葉に何かを言いかけていた縦人は言葉をつぐみ
 またもやみんなは押し黙る。





 

花散 光士郎
 …そのようなことはどうだっていい 









 
花散 光士郎
 貴様らは何をグダグダ考えておるのだ 
 もう過ぎたことであろう?










 突然口を開いた光士郎さん。
 相変わらず上から目線でしか物が言えないのは
 腹が立つ。





 だが光士郎さんの言葉は一理ある。







花散 光士郎
 我々探偵は本来、事件を解決し 
 犯人を導き出すのが努めだ。 









花散 光士郎
 亡くなったヤツのことを考えて 
 いつまでもウジウジしているな、 
 下臈ども! 
 








 これは光士郎さんなりの優しさだ。
 彼は不器用ながらもみんなの士気をあげようと
 頑張っているんだ。






 ………なら、私がやることは一つ。






 ビリビリビリ…




百代 律
 !?何してんのあなた! 











踏分 誠一
 ちょぉ自分!何しとんねん!! 








あなた
 何って?見ればわかる通り、 
 ドレスを破いてるんですよ 









 そう、私が今できることは
 少しでも私の足枷になりそうなものは捨てて
 リムジンの窓から外に出ること。






 だって運転手が死んでるのに
 リムジンが動いてるって、おかしいでしょ?





 これは絶対に100%異能力が関与しているとみて
 間違いない。







あなた
 運転手が死んでるって言ってたけど 
 まだ助かる余地があるならこの布使って 










あなた
 私はちょっと外の様子見てくるから。 










 私はそう言ってリムジンの窓をヒールで割り、
 そこから外へ出たのだった。










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