あなたside
はぁ、やっと1限目終わったわ
でも次休み時間じゃん←
きっとお兄ちゃんたち何か借りにくるでしょ
中高一貫校で校舎も隣だし
女子「きゃー!!あれって隣の高校の樹先輩と優吾先輩じゃない?!」
女子「かっこいい〜♡♡」
女子「廊下で会えるなんて超ラッキーじゃん!」
女子「何しに来たんだろ〜?」
あ〜、もうこの歓声はお兄ちゃんたちだな
ガラガラッ (教室の扉を開ける
菜摘「え?樹先輩と優吾先輩〜!!」
女子「え!?うちらのクラスに来るなんてやば!」
女子「あなたちゃんに用事じゃない?」
樹「あなた〜、体操服貸して〜」
『は?忘れたの?』
樹「うん」
『やだー、貸したくなーい』
樹「ねー、お願い。今日お菓子買ってあげるから」
『もう、しょうがないな』
樹「あなたちょろ、」←
『で?優吾はどうしたの?』
優「まじ寒いジャージ貸して」
『じゃあ今日の私の風呂当番やれよ』
優「...わかったよ、もう」
『じゃあよろしくするんご、ばーい』
樹「ありがとな!あなた!」
優「あなたありがとうねー」
この様に毎時間、誰かが何かを借りに来ます
さて、次の休み時間は誰が何を借りに来るのでしょうかね
休み時間全然ゆっくり出来ないじゃないか!!!←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。