第19話

PENTAGON ホンソク編
1,436
2019/01/17 14:38
addicted_______________
You『』
ホンソク《》

僕達はどこで間違ったのだろうか

その答えは

今はまだ分からない


君は何故

僕の前から

姿を消したのか


その答えも僕には分からない



知っているのは


僕がクズな人間だと言うこと





僕は君という


彼女がいながらも

熱愛が出たり

仕事に支障が出るような事を


沢山してしまった


でも

その過ちは

もう取り消すことが出来ない




多分、きっと


これから先も


君は良く僕に向かって

『仕事頑張ってね』

なんて

言ってたっけ



でも、


"仕事頑張ってね"



なんて言われると

無償に

腹が立つ


何も努力をしていない

辛い思いをしていない人に


僕のこの辛さなんか

知らないくせに

いちいち


仕事に対して


"頑張ってね"


なんて言って欲しくなかった


だから

僕は


君に最低な事をした










『ホンソク!』

《…》

『ホンソク?』

《何?》



『どっか行こ!』

あぁ、うるさい


君と居るだけで



毎日が疲れる



そう、思った僕は


《お前が一人でどっか行けよ》



《俺はお前が嫌いなんだよ》

そう言ってしまった



何故、思ってもいないことを


口に出してしまったのか


それは多分


この恋愛に疲れていたからだと思う



でも、君は僕の知らない程


今までのことを我慢しているようだった


だから、あの時


君が初めて怒ってしまったんだ




『なんで…そういうこと言うの?』

『ホンソクが思ってるほど私は貴方のことを思ってないと思う』


『昔は好きだった…』


『でも、今の貴方は好きじゃない』


『もう、終わりにしよ』




そう、言って

出て行った君を


僕は引き止めることが出来なかった







弱い自分を僕は認めたくなかったんだと思う



それから

君がいなくなった部屋で

毎日を過ごしても

やっぱり

行き着くのは


君なんだ




なんだ、かんだいったって

やっぱり君の事を考えてしまう

そういう男なんだ




久しぶりにInstagramを開き


君の事を探した


見つからないと

分かっていても


少しの奇跡を信じたかったから











でも、その思いはあっという間に

崩れていってしまった





それは、君が綺麗な白いドレスを着て


1人の男の人

誓のキスをしていた


写真を見てしまったから

その写真には




僕にもわかるほど君は綺麗で


僕には見せたことの無い


笑顔だった





その時初めて


君は僕のものじゃないと知ったんだ



だって君の隣にいるのは


僕の事務所の先輩


しかも、左手に指輪なんか付けちゃってさ

なんで俺を置いて

幸せなんかになるんだよ


よくよく聞くと


2人は5年間の付き合いを得て


結婚したという



でも、どこかおかしい


それは

君と僕が付き合ってた時期と


重なってしまうから

多分僕は君の中の2番目の人だったと思う


最初っから、

君は僕の事を愛してはいなかった


ただ僕は君にとって都合の良い

男だっただけ




僕は君の"偽りの愛"に騙され


一人で勘違いをしていた

"君が僕の事を愛してると"


もう一度君に会えることならば


聞きたい


いつから君の愛は僕に向けていなかったのかと______




追憶(addicted)_______________

君に''中毒"


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PENTAGONのホンソク編でした!

今回のはどうでしたか?

出て欲しいメンバーがいたら言ってね!

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