第20話

PENTAGON ウソク編
1,298
2019/01/18 16:26
ありがと…_______________

You『』
ウソク《》


《俺、あなたのこと好きじゃないんだよね》

《俺が好きなのはあいつの親友》

この事を偶然耳にしてしまったから

私はこの日を堺に


どんどんおかしくなって行ったんだ










《あなた好きだよ》


なんて貴方は言うけど


私の心には何一つ響かない

多分、あれを聞いた時から


私の何かが狂い始めたんだ


何故、私はあの時


あなたの本音を聞いてしまったのか。


何故、歩くのを止めてまで


その場に居てしまったのか。


毎日、私の頭の中をよぎってまで


その質問でリピートされる


貴方は今まで私のどこを見てきたの?

なんて素直に聞けたら

どれだけ気が楽になれることか


私はあの日から


貴方に向けて

笑えていますか?


ちゃんと笑顔でいれていますか?





多分、私はあの日から

貴方に向けて笑えていない


貴方も気づいてるでしょ?


私がおかしいってね




でも、何故聞かないの?


それは多分、私の事が好きじゃないから

私達は付き合って3年も経つのに


何故今までその事を隠し続けていたの?









あなたの考えていることが私には分からない


いや、分かりたくもない


貴方のことなんて1mmも





『別れよ』

《え?今なんて》

『別れよって』

《なんで?》

なんでって?


1番貴方がしってるくせに


なんで聞くの?

貴方のそういう所がずるいんだよ

『ウソクの事好きじゃないんだ』

《それ本気?》


『うん。ごめん』

《じゃぁ、なんで泣いてるの?》

『泣いてないもん』

《泣いてるよ》

って言いながら

袖で涙を拭いてくれる


貴方にはつくづく思う

《俺なんかした?》

『もう、なんでもいいじゃん』

『ごめん…バイバイ』



《あなた!待って》


なんて言ったのを聞かなかったふりをして

私はその場を逃げるかのように立ち去った


それから私がどう生きたのかなんて

分からない

何も考えないで生きてきたせいかな


それからどれくらいだっただろうか







私もすっかり大人の女性になりましたよ

今は結婚もしてるし

子供もいるし

今考えたら


ウソクに出逢えたのは運命だと思うの

恋の辛さを知れて






ねぇ、今日の空は何だか


綺麗で


大きくて優しくて


でも、どこか寂しそうで


悲しそうで




まるで私達みたいだね



『ウソク、ありがと。』


子供(ママ何してるの?)

『ごめんね、さぁ行こっか』



ウソク、私絶対幸せになるからね




end_______________




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