(hokuto side)
さて、樹によって大我の気持ちに変化があったのか。
悪い方向に向かったらどうしよう。
そんな気持ちを抱えながら夕飯を食べ終わったときだった。
4...3...2...1 Show me the future
Just keep on ringing, ringing now🎶🎶
スマホが、なった。
北「はい、松村です。」
樹「あ、ほくと〜??大我さ、寝ちゃったから迎えに来てくんない??」
あぁ、なるほど。
北「あ、おけ〜。今から行くわ」
そういって、車のキーをとり、樹の家に向かう。
ピンポーン。
インターホンを鳴らす。
そうすると、
ガチャ
樹が、大我を抱えてでてくる。
樹「よろしく。」
北「あのさ、大我……」
そこまで言うと、
俺に対してピースをしてくる樹を見て、
北「あんがと!!じゃ、」
大我をおんぶして、車に乗せる。
帰り、人通りの少なくなった道路を走らせると、
大「んん……」
大我が目を覚ます。
北「お、起きた??今家帰ってる途中だから」
そう言うと、大我はばっとこっちを向いて
大「あのね、北斗に大切なこと言いたいから、一瞬車止められる??」
そんなこと言われたので、端に車をとめる。
一息、深呼吸をすると、
大「北斗、俺、北斗のことが好きです!!男同士だし、兄弟だし、振られるってわかってるけど、自分の気持ちに嘘つきたくないから。」
俺の目を真っ直ぐ見て言う。
緊張しすぎて手が震えてる。
だから、俺はその手を優しく包む。
北「遅い。俺はとっくの前から好きだった。」
大「え、まじで!??いつか…、ん!!!」
大我の言葉を遮り、激しい口づけをする。
お互い離れるときには、銀の糸がつながった。
こっから先いうことは、定番の
北「ホテル行こっか。」
そういうと、
大「///うん」
その返事を聞き、もう一度キスをして、
お互いの腰が激しくぶつかる音、
それから
大「ん、っあ、すき、北斗、だいすき//」
北「は、俺も、っ、」
大「っはぁ、ん、、ほくと、おれ、もう//」
北「っ、俺も、、」
二人で果てる。だが、それだけじゃ満足行かなくて、もう一度深く突く
大「っはぁ〜!!今いった、もう、無理、っ!、」
何度も何度も、突いては、吐き出し、ようやく睡眠についたのは朝方だった…………
次の日の朝。
大「っ、もう腰痛い!!!北斗やりすぎ!!」
そう拗ねる大我に、
北「いやだった??」
わざとそう聞くと、
大「っ、そんなこと言われたら、、気持ち、よかったです。」
恥ずかしがりながら答える。
北「たいが??これからいろいろあると思うけど……」
そこまで言うと、
大「うん。でも、北斗となら乗り越えていける。」
大我は、ダッと俺の方にはしって、飛びつき、
大「北斗、愛してる!!っん」
俺に口づけをして、
大「よし、パワー注入!!いくよ!北斗!!」
北「おう!!」
ぱっと後ろの窓に目を向けると、まるで俺らを祝福しているかのような、爽やかな朝日だった。
楽屋について、樹にお礼を言い、俺らの関係がバレたときのジェシーと慎太郎の顔は面白かったというのはまたあとの話!!、笑
ーFINー
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。