とりあえずあと10分で
仕事があるから、
駆け足で仕事場に戻る。
それを聞いてた同僚が
〔なになに!?好きな人いるんですか?〕
〔そうなんですか〜、ふふっ〕
なんか私の顔を見て
軽く小刻みに揺れて笑っている。
〔いやぁ、、んふふ〕
なんなんだろうか、
やばいあと3分だ、
仕事の準備をしないと.
〔すいませぇーん、あのあなたいますか?〕
“こっちです”
って案内されて私の元に来たのは、
桐山照史さんだった。
〔ちょいと、話あるんでいいですか?〕
“終わったらすぐ戻ってこいよ”
と上の人に言われ
強制的に退出
〔うどん、ありがとな〕
〔ん?これ、見ちゃった〕
そう言ってスマホを見せて
きた、
そこ写ってたのは
〔あなたもこんなに大胆なんやなぁ〕
〔あんな路地裏でやるなんて〕
〔なぁ、俺も同じことしてええ?〕
〔あいつとは付き合ってないのに、やったんやろ?〕
〔これ、バラすで?〕
〔じゃあ、同じことしようや〕
そう言って連れてこられたのは
倉庫の中だった。
〔あ、ちなみに重岡くんおるで?〕
〔重岡くんの前で楽しもうな?♪〕
私は恐怖に襲われた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。