目の前には腕を組んだ重岡さん
[ほんま、男にひょいひょい]
[へぇ、、、まあええわ]
するとなにか思い浮かんだかの
ように不適な笑みを浮かべる
[流星、濵ちゃんやっちゃって]
すると2人は私に覆いかぶさってくる
[男にひょいひょい行く奴がなにゆうてん]
[俺の前で犯される気持ちってどんなんやろなぁ]
《うわ、でか…》
“ほんまやな、どっちにする?”
《俺上から》
“そそられるわぁ”
口の中には流星さんとやらのものが
下には濵ちゃんという人のものが
生理的な涙を流す
[ええ見物や]
《やべ、、、っ》
すると口の中に独特な味
のものが流れてきて
すると下にも流れてきて
[うるせえ]
《気持ちよくしてくれてありがとな?》
“俺らの番や”
何回も何回も果ててるのに
やめない
《まだまだやで》
…
目を覚ます
[あ、目え覚ましたあ?]
[なんで泣くんや笑]
から笑いをする
[知ってたやろ?]
私は何も言わずにその場を飛び出した。
家に帰った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!