第11話

空箱みたいな日
2,299
2019/01/03 11:20





特に家に帰ってもすることすらないし






親がいるわけでもない。




もちろん彼氏なんて以ての外。
あなた

…はぁ






重岡さんは人としては最低なのに













翌日になって






いつも通り仕事場へ向かう。





〔ねぇ、ちょっといい?〕









…また、重岡さんが罠をしかけてるんだ。
あなた

…ちょっと急いでるんでいいですか?






〔え、ちょっと酷いなぁ〜〕
何だこのチャラチャラした感じ
あなた

…なんですか




〔ここら辺で美味しいうどん屋ってあるか??〕
あなた

…うどん屋?

〔奢ってあげるから、さ、?〕
あなた

い、いやそれは大丈夫です

あなた

そこの道を左に行って突き当たりに
美味しいうどん屋ありますよ

〔あ、そうか、まぁ、そうやな?笑〕
〔さんきゅ!じゃあ、な〕





全然いい人だったよ
あなた

…やっぱ、うどん屋行ってもいいですか?

あなた

まだ、営業時間ではないんで、お昼に?でも






〔あ、まじ?全然ええよ〕
あなた

じゃあ、12時にここで

〔はいよー〕




ーー
あなた

おはようございまぁ〜す…

〈おはよーあなたさん〉
あなた

あ、おはようございます

〈今日、新入社員くるらしいよ?〉
あなた

…あ、そうなんですか…、?

〈あ、ほらきた〉
目線の先には見たことある…姿だった








女の子にキャーキャー言われてる、あの人
あなた

…中間さん

〈あ、知っとんの?〉
あなた

まぁ、ちょっと







こんなこともあり、お昼に







走っていくと



先に着いていたのは
〔あ、きたきた!行こうか、!〕
あなた

あ、あのっ、名前…はなんですか?

〔あー、桐山照史です〕
あなた

あ、そうなんですね

〔俺は名前知ってんで、?〕
あなた

…え?

〔ネームプレートつけっぱなしやで?笑〕
〔あなたちゃん〕
あなた

…あ、笑

〔ほな、とりあえず行こか?〕
あなた

…はいっ










[他の男となにしてんねん…]

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