7日間走っては斬り走っては斬り
何とか傷を庇ってやってこれた
あれから数十体の鬼を倒して休憩がてら歩いてたら
奥に藤の花が見えて
あぁ、、終わったんだな
そうしみじみ感じた
生き残ったのはたったの3人
僕以外男だ
まあ色々説明あって羽織を貰い刀の素材を選び
何やかんやしていたら日が暮れてしまった
これ帰り一時間ってやばない?
死ぬくない?
そう暗い夜道を歩いていた時だった
う、後ろ、、後ろから、、
鬼の気配((泣
むりむりむりむり!!!
っ!
しかも、、下弦の参!!?
パシュッ
僕の横に触手みたいなのが伸びてきた
それを僕は危機一髪で避ける
毒が回ってて上手く動けない、、
僕は鬼を睨んですっと刀を抜いた
そして最後の力を使うつもりで
僕のいつもの技を出す
構えを取って大きく息を吐く
頸、飛ばしたと思った
だって手応えがあったんだから
でも、、あいつの気配は消えなかった
僕は本体に攻撃を当てることに夢中で
後ろから来る触手に気が付かなかった
チクッ
触手の針が僕の首筋に刺さって
何かの液体が体に流れ込んでくる
その瞬間僕は意識を手放した
僕を見下すあいつの顔は
どこか寂しげだった
炭治郎side
あなたがここを出て7日になる
最終選別に生き残ったならもう帰ってくる筈だ
でも、、帰ってくる気配はない
すると俺の部屋の襖が開いた
僕らは君を信じてる
必ず無事で帰ってこい
あなた、、
episode10 end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。