あなたside
ぶっ飛ばされて約20秒
僕は何処まで吹き飛ばされるのでしょうか
なんか眠くなってきました、、
そしてまた数十秒後
やっと体が重力に従い始めた
すると横の動きがぴたっと止まり急に下へ急降下
、、、は?
そんな事言ってる間にも地面が近づいてくる
、、もう一か八か
これで死んだら悔いしか残らない!!
って待って出す技間違えたこれ違う!!
これ姿を隠す時に使うやつ待って死んだ
そして地面ギリギリである技を繰り出す
、、これによって僕の怪我は最小限に抑えられた
まあほとんどかすり傷だけど
捻挫とかしなくてまじで良かった
そう言って僕は全速力でさっきの建物に向かう
それにしても2人は大丈夫なのだろうか、、
怪我とかしていませんように、、
そう独り言を呟いて走っていると
僕の視界に幼い子供の姿が映りこんだ
その子はでかい金魚と戦っていた
戦うと言うよりは自分を守ることで精一杯の様子
僕はすぐさま足を子供の方に向けて走り出した
そして子供を掴んだ金魚の腕を根っから切り裂いた
そう子供に告げて僕は金魚の頸を切った
しかし消滅しない、、
って事はこっちか
「ぱりーん」
僕は金魚の額にあった壺を割った
すると金魚は間抜けな声を上げて消えていった
そう言って子供は僕に抱きついてきた
良かった元気そう
そう言って走ろうとすると
後ろから子供に呼び止められた
これはどっちに行けばいいんだろう
この里の長を守らなくてはいけないのに
こんな所で止まっていていいのだろうか
いや僕は鬼殺隊の佐倉あなただ
出来る、僕なら出来る
あっちは2人に任せよう
そう言って僕は子供を担いで走り出した
.
そう言って僕は右に曲がり全速力で走り抜ける
すると先に小屋が見えてきた
、、あれ?人もいんじゃん
そう言って鉄穴森さんは小屋へ走り出した
、、小屋の前から嫌な気配がする
だから念の為鉄穴森さんの腕を引っ張って
こっちに連れ戻した
僕がそう小屋の方に呟くと
木の影からかたかたと動くツボが出てきて
きっもちわるい顔がひょこっと飛び出した
「なんかこの辺長いので割愛」
そう言って僕は壺野郎目掛けて刃を振るった
、、が間一髪の所で避けられてしまった
すると屋根の上から不気味な笑い声が聞こえた
僕は鬼の話をも聞かず屋根をかけ登り
壺を縦に真っ二つにした
、、目的の鬼は斬れてないようだ
とても怒ってる
どうしたんだろう
すると鬼は手から壺を取りだし
金魚のような魚を何匹か出した
、、可愛い
と思っていたのもつかの間
その金魚はほっぺを膨らませて
無数の針を吐いてきた
僕は間一髪で屋根の裏に隠れた
しかし鬼は僕だけがターゲットではなかったのだ
そう、、その針の行先は
逃げ遅れた鍛冶屋たちだ
僕はその2人を庇うように前に来たものの
上手く刀で防御できず全ての針が体に刺さった
僕は比較的優しく言った
2人の罪悪感の無くすために
無事2人は茂みの方へ隠れに行った
その間にも魚は僕を狙って針を吐いてくる
さっきの様にへまをせず僕は刀を回して
針を弾いていった
そう言って鬼はにやにや笑う
気色悪い笑顔だ
僕は笑ってるだけのあいつに腹が立って
気持ちよりも体が先に動いていた
そう言って僕は鬼の頸に刀を当てた
次の瞬間
僕の体は水の鉢で覆われていた
ぐにぐにしていて割れる気配もない
僕は、、ここで死ぬのかな、、
episode23 end
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。