炭治郎side



「あなた！気をつけて！！」

時透くんが言い放った言葉の意味を

俺はその時まだ理解出来ていなかった

、、成程

て事は今あなたは危険な状況って事か？

何とか俺だけでも救助に、、((

すると霞の中から聞こえた悲鳴が俺の思考を遮る

これは、、あなたの悲鳴、、！？

悲鳴がして数秒後

辺りを包んでいた霞が無くなり視界が晴れる

俺達がその先で見たものは


、、剣士に押し倒されているあなただった

話の内容はよく聞こえなかったが

あなたと剣士が何か一通り話した後

剣士が鞘から刀を抜いた

俺らがそう考えていた時

剣士は一思いにあなたの肩に刃を入れた

俺はショックで言葉も出なかった

でもあの人からはとても悲しい匂いがする

、、悪意でやってる訳では無いのか？

でも悪意ではなくても人を傷つけちゃ駄目だ

これを見た一同は流石にまずいと思い

剣士を止めにかかる

その剣士は柱達の言葉を無視して刀を鞘に仕舞う

それが気に触れたのか宇髄さんは彼女の額を掴み

無理やり顔を上げさせた

その光景に一同は呆然とした

彼女の瞳からぽろぽろと

大粒の涙が零れ落ちていたからだ

暫くするとゔっと嗚咽を零し顔を歪めた

それに動揺して宇髄さんは額から手を離す

俺はその時多少の違和感を感じた

何故その血鬼術が痙攣と分かったのか

確かにあなたは痙攣により眠りを妨げられていた

一体何故だろうか、、

俺がそう言うと剣士は涙を拭いながら

苦笑の混じる笑みで

と言った

、、あなたを助けた時？

この剣士は安曇村であなたと一緒にいたのか？

なんか謎が深まってくぞ、、


そうごちゃごちゃしていると横から

するとその剣士は驚いた顔をした後

素早い動きで俺たちの前で片膝を着いて

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episode34  end