あれから2ヶ月後の最終選別に向けて
炭治郎による特訓が始まった
口調は優しいのに言葉が優しくない!
50週て!!無理やて!!死ぬ!!
数秒後僕の肩に誰かがのしかかってきた
黄色い髪の毛、、
走ってる時は善逸は静かだった
炭治郎には全集中常中をやれって言われたけど
やっぱ走ってる時にやるのはきつい
僕の少しの変化に気がついたのか
善逸が話しかけてきた
さっきから善逸は息切れしてない
僕も善逸みたいな健康な体が欲しいよ
だからもっと走らなきゃ、、!
数時間後
そう言って炭治郎は僕達の頭を撫でた
屈託の無い純粋な笑顔に癒された
この笑顔が見られるならなんでも出来る気がする
もう絶対誰も死なせない為に頑張らなきゃ
その日の夜
炭治郎から教わった全集中で呼吸をし
山の中を駆け回る
鱗滝さんに協力してもらって山の中に作った
トラップを避けて下る
まあもちろん怪我なしじゃ帰れないんだけど
考え事をしていたからだろうか
前から来るナイフを避けきれなかった
1本は片腹、もう一本は腕に刺さった
ズズズズ、、
痛々しい音が静かな山に響く
ナイフが短刀で良かった
僕が思ったより出血は少なかった
止血をした後はとても楽だった
僕は再び色でトラップを見分けて走る
走って走って
息が切れても走り続けて
僕は輝く朝日の中でただ1人
空を眺め意識を失った
今日の朝日はとても清々しかった
episode3 end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。