坂道を登り階段を登りひたすら歩くこと
1時間、、1時間ですよもう!!!
そう1歩を踏み出した時
周り一面が藤の花に変わった
後ろを振り返るとさっきの道はない
どっかに飛ばされたのか、、
辺りには僕以外に色んな人がいた
まあその殆どが男の子だったんだけど
その後お河童の子に説明を受け
皆それぞれ会場へ入っていった
会場の中には藤の花がなくてとても薄暗い
いやぶっちゃけ本音いうと
くっっっそ怖い
雪霜あなたフラグ建立
そして
回収
ってそんな場合じゃないよ!!
鬼が出たら、、確か、、
鬼の首に繋がる隙の糸を見つける、、!
ピーーンッ
怖い怖い怖い
だけど
もうやるしかない!!
大きく息を吸って刀を持ち変える
そして鬼に向かって刀を振り上げ
僕の刀を水が覆って鬼の首を切り落とす
刀を振った反動で自らも鬼の後ろへ滑る
その数秒後
鬼の首が落ちる音がして一気に緊張が解けた
僕は血のついた刀をひゅっと振り
森の深くへ走り出した
その後も僕は何体か鬼を倒した
炭治郎の鍛錬のおかげでとても順調だった
、、あいつの悲鳴が聞こえるまでは
まあそう言いながら木の影から悲鳴の方を覗くと
最終選別の参加者が蜘蛛みたいな鬼に追われてる
蜘蛛みたいな鬼、、いやもういい蜘蛛鬼は
口から毒のようなものを吐いて攻撃している
その液体は地面に着くと地面が溶けるように抉れた
僕は血の気が引いた
引きすぎて貧血になるかと思うくらい
いやでもここで僕が助けなきゃあいつ死ぬ
だから、、行くしかない、、
動け、、動けよ僕の足!!!
そして僕は走り出した
参加者は手下蜘蛛に体を抑えられ動けていない
だから今のうちに本体の方に攻撃を!!
先程のように大きく息を吸って
地面を蹴りあげて空を飛ぶ
、、うん。飛びすぎたねまあいいよ
僕は蜘蛛の足を狙って技を打つ
ズバッ!!
そんな音と共に蜘蛛の足は砕け落ちた
僕は蜘蛛を睨みつけながら後ろのやつに声をかけた
そう言って参加者は森の奥へ逃げてった
、、おいこれで僕死んだらお前のせいだからな
僕は蜘蛛の方に向き直り刀を構える
すると蜘蛛は僕をまじまじと見てこう言った
えっ炭治郎こいつ知り合い?知り合いなの?
え?炭治郎?
いや笑い方きもいきもい
やめて?ねえ怖いしやめて?
僕は蜘蛛目掛けて刀を振り被った
その瞬間夜の屋根の上での事を思い出した
皆には言ってなかったんだけどたまにね
屋根の上で柱の人と話してたんだ
怖かったけど色んなことを教えてくれた
あの日も僕は全集中の呼吸をしていた
すると左側に何かの気配を感じたので
ばっと顔を上げると
この人は確か、、9人の中の一人、、
何この人すっげえ無愛想
でもそんな事言いながらも僕の横に座りこむ
話に区切りが着いたところで
僕は全集中の呼吸の続きをやった
やばい、すげえ隣から視線を感じる
なになになんですか無一郎さん、、!
口を開いたと思えば僕の指摘をしてきた
背中とお腹に手を当てられて呼吸をする
うん、とってもやりずらい!
無一郎さんはゆっくり丁寧に話してくれた
その日は満月が綺麗だった
episode8 end
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!