それでは本編へ▲
あなたSaid
独りで一晩中悩んだ。
翔北に行くか、行かないか。
でも、行かないことにした。
私がいるとお父さんとお母さんの関係が崩れてしまいそうな気がして。
都内の病院に相談したらあっさりOK
『翔北から推薦が来るくらいなら、ぜひうちで』
だってさ
白石Said
なんか、急にあなたが都内の病院で働くことになった。なんかあるのかなぁ、、、
耕作には、まだ伝えてないみたい。でも、自分で伝えたいって言ってた。成長したね、
藍沢Said
最近、隠すのが辛くなってきた。恵にばれるのも時間の問題かもしれない。今度はどんな嘘をついたらばれないだろうか。
トロント?もうこれしかない。
西条先生にだけは伝えよう。そうこう考えてるうちに部長室の前に来てしまった。そして気づけば、ドアをノックしていた。
西条Said
この後、藍沢からこんなことを言われるとは思わなかった。
西条Said
藍沢が病気だなんて、信じられない。
その場では、あまり気にしていない様子を取り繕ったが、、、、
とりあえず、橘に報告しておこう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!