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2021/09/24

第12話

放課後デート。
こたつ
こたつ
ennちゃん、ほんま、ありがとう!
enn
enn
えぇよ~。これくらい。でも、
仲えぇんやな。妹ちゃんと。
羨ましいわ。
こっちゃんの買い物の目的。

それは、妹ちゃんへの誕生日プレゼント選びやった
年頃の女の子が貰って喜ぶものが全くわからなくてアタシに助けを求めてきたってわけ。

こっちゃん、妹思いで優しいなぁ…

とりあえず、予算内でアタシがオススメのコスメを何個か選んでみたけど…
大丈夫かな?
妹ちゃん、喜んでくれたらえぇなぁ。
こたつ
こたつ
そう言えば…
ennちゃんは兄弟おらへんやったな
enn
enn
そう。せやから、羨ましいわ~
まぁ、音羽が幼なじみ兼弟みたいな
感じなんやけど。(笑)
こたつ
こたつ
弟、か。(笑)
ん?なんでそんなに嬉しそうに笑うんやろ?

にこにこ上機嫌なこっちゃんを横目で見ながら、
首を傾げてると、
こっちゃんが何かを見つけたようで、
ピタッと足を止めた。
enn
enn
どしたん?
こたつ
こたつ
いや、ご飯食べに行く前に、
ちょっと寄って行かへん?
そう言ってこっちゃんが指差したのは、
ゲームセンターで。
視線を送ると、
パッと目に付いたのはクレーンゲームのぬいぐるみ
enn
enn
あっ、あれ可愛い!
こたつ
こたつ
どれー?
enn
enn
ほら、あの、グレーの猫の、
モブキャラっぽい顔のやつ!
こたつ
こたつ
何であれなん?(笑)
enn
enn
あれが一番可愛いやん。
こたつ
こたつ
よっしゃ!じゃあ、あれ取ったるわ
enn
enn
え!?あ、じゃあ待って、
お金出す…
こたつ
こたつ
えぇって。これは、今日、買い物に
付き合ってくれたお礼!
enn
enn
いや、でも…
こたつ
こたつ
じゃあ、その気持ちは、次回ありがたく受け取らせてもらうから。な?
enn
enn
う、うん…。ありが、と?
次回って……また次があるってこと?

その言葉と、
ポンポンと頭を軽く撫でられる感覚に、
胸がキュッとなる。

な、なんや、コレ…

あがる心拍数と、謎の動悸に混乱していると、
こっちゃんがクレーンゲームを始める。

と、とりあえず応援しよ。

そうやって始まったクレーンゲーム。
こっちゃんが何回かプレイして、
アタシもやってみたけど…なかなか取れなくて。

お前…モブキャラっぽい顔してやるやんけ。

結構お金かかってるのに、
こっちゃんもアタシも諦める気はゼロ。
もう、ここまできたら意地や、なんて。
こっちゃんがボタンを押すと…
enn
enn
行け!そのままっ
こたつ
こたつ
落ちるなよ~!?
ボフッ…と穴に落ちて、やっとぬいぐるみがとれた
enn
enn
わっ!わぁ!やった~!!
こっちゃん、ありがと~!!
あまりに嬉しくて…
いや、もう、この喜びと感動よ。
こっちゃんが両手を挙げてハイタッチを待ってて、
その両手に自分の両手を重ねると、
指を絡めるようにギュッと握り返された。
学生
学生
見て、可愛いカップル~
学生
学生
ほんま。えぇなぁ。仲よさそうで~
学生
学生
アンタも彼氏おるやろ。(笑)
学生
学生
いや、最近さぁ~
そんな会話をしながら、
制服を着た学生らしい女の子2人がアタシらの横を通り過ぎていく。
こたつ
こたつ
俺ら、カレカノに見えんのかな。(笑)
enn
enn
っ、//////
急に恥ずかしくなって、
こっちゃんと握りあった両手を離して、
落ちた景品を取り出す。

いや、意外とでっかいな…

本物の猫くらいのサイズ感の、
モブキャラ猫のぬいぐるみを持ち上げて、
それで顔を隠す。
enn
enn
取ってくれて……ありがと、にゃ。///
こたつ
こたつ
ふはっ。//(笑)
何やそれ、ほんまかわえぇなぁ。//
enn
enn
やろ~?このモブ感たまらへんわ♪
こたつ
こたつ
あ、いや、猫やなくて…
enn
enn
こっちゃんが頑張って取ってくれたし、
可愛いし、大切にしよう。うん。

嬉しくて、
ぬいぐるみをギュッと抱き締める。
こたつ
こたつ
あ。そろそろ、行こか。
ジャージャー麺ってやつでえぇの?
enn
enn
うん!
こたつ
こたつ
俺、初めて食べるわ~
enn
enn
め~っちゃ美味しいんやで!
あんな、今なすっごいハマってて、
家でもよく食べんのやけど、
この間なんか3人前も食べたんよ!
こたつ
こたつ
それは、食べ過ぎや~(笑)
お店につくまでの間、
ジャージャー麺の美味しさについて語りまくって、
こっちゃんはそれを、ずっと、
ウンウンって聞いてくれていた。

お店についてからも、
ほとんどアタシが色んなことについて喋ってたけど

アタシが話すこと1つ1つに、
相づちをうってくれたり、
反応してくれたり、
言葉を返してくれたり…
ちゃんとアタシの話を聞いてくれてるんだなぁって
思えば、お喋りが止まらへんかった。

こっちゃん…聞き上手やな。

音羽は…
どちらかと言えば、聞き上手って感じやないから。
たまに、会話成り立たへんこともあるし。
こたつ
こたつ
あ。結構、遅なってしもうたな。
enn
enn
ほんまやね~
ついついお喋りが過ぎて、
お店の外に出てみると、
外はすっかり日が落ちてしまって、
アタシの好きな紫色の空が広がっていた。
enn
enn
あ~でも、満足♪美味しかった~
こたつ
こたつ
いや、ほんまに美味しかったわ。
enn
enn
せやろ!?んふふ~♪
こたつ
こたつ
また、一緒に行こな?
enn
enn
うん!じゃあ……アタシこっちやから
また明日ね~
こたつ
こたつ
え。いや、家まで送るて。
enn
enn
えっ…?いや、でも、こっちゃん家
アタシと逆方向やんか。
こたつ
こたつ
あんなぁ、夜に女の子1人で帰らせる男がどこにおんねん。危ないやろ?
enn
enn
こっちゃん…
そう言って、
こっちゃんはアタシの隣に並ぶと、
一緒に歩き始めた。

いつもは大体1人で帰る、帰り道。
音羽が部活休みの日は一緒に帰るんやけど、
なかなかそういう日は少ない。

こうやって…
わざわざ男の子に家まで送ってもらうのって、
なんか新鮮で、
落ち着かないけど、
安心する。

変な感じ。

でも、
全然嫌じゃなくて。

それに…
enn
enn
…………………。
ほら。何気に、ずっと車道側歩いてくれてる。
…………ような気がする。
なんや、このさり気ない女の子扱いはっ
さすがに照れるんやけどっ///
こたつ
こたつ
ん?どしたん?
enn
enn
えっ……あ、
こっちゃんをチラチラ見てると、
目があって。
enn
enn
いや、こっちゃんに…
何で彼女おらへんのかが不思議でさ
こたつ
こたつ
俺ぇ?(笑)
enn
enn
だって、めっちゃモテるやん。
こたつ
こたつ
モテへんし。(笑)女友達ばっかやもん
enn
enn
女友達?
こたつ
こたつ
そ。俺さ、結構男女分け隔てなく喋るから話しかけやすいみたいで、
男の意見として、恋愛相談とかされること多いんよ。
enn
enn
あー。なるほどなぁ。なんとなく、
わかる気がするわ。こっちゃんって
話しかけやすいもん。
こたつ
こたつ
そ、そうか~?
enn
enn
うん。覚えてる?1年の時、周りに全然知ってる子おらへんくて、音羽とも別のクラスで、1人クラスに馴染めないでいたアタシに、最初に声かけてくれたん……こっちゃんなんやで?
こたつ
こたつ
あー。そんなこともあったなぁ。
1人でガチガチやったもんな、
ennちゃん。(笑)
こっちゃんが話しかけてくれたから、
周りの子と話すキッカケが出来て、
気がつけば自然とクラスに馴染んでて…
ほんま、こっちゃんのお陰やと思ってる。

優しくて、
思いやりがあって、
みんなの人気者で、
いつもクラスの中心で笑ってるこっちゃん。
クラスのリーダーみたいな存在。

enn
enn
ほんま、面倒見がえぇよな。たまに
思うんよ。お兄ちゃんいたら、
こんな感じなんかなぁ~って。
こたつ
こたつ
お兄ちゃん…………ねぇ。
enn
enn
うん?
こたつ
こたつ
音羽が弟で、俺がお兄ちゃん?
enn
enn
あははっ(笑)それ、おもろいな(笑)
こたつ
こたつ
同い年としては、複雑。(笑)
enn
enn
いや、老けてるって意味やないで!?
こたつ
こたつ
わかってるって。(笑)………………でもさ
話戻るけど、自分の恋愛も思い通りに
いかへんのに、人の恋愛相談に乗って
る場合やないっちゅーねん。
enn
enn
え!?こっちゃん、恋愛してんの!?
好きな人おるん!?
こたつ
こたつ
うん。好きな子おるけど、
全く脈なしやで。笑えるくらい(笑)
enn
enn
ほぇ~……
こたつ
こたつ
……ずーっと、片想い。
こっちゃんの片想い、か…

あみかちゃんが言うてた、ハイスペック男子なのに
こっちゃんみたいな人でも片想いすることって
あんねんなぁ…
enn
enn
こっちゃんの好きな人って、
どんな人なん?
こたつ
こたつ
ど、どんな人!?せ、せやなぁ…………
可愛くて、明るくて、よく笑ってて、
それから……一緒にいたらな、
もっともっと一緒にいたいなって、
そう思わせてくれる子、かな。
こっちゃん……幸せそう。

ほんまに好きやねんな、その子のこと。
こっちゃんの幸せそうなその表情を見てれば、
どれだけその子のことを想ってるのかがわかる。

なんやろ……ほんわかするなぁ…

えぇなぁ。
そういうふうに想える相手がいるって。
アタシにもいつか───────
enn
enn
ん?
こたつ
こたつ
ennちゃん?どないしたん?
ふ、と……見覚えのある顔が、
視界の中に飛び込んできて、
ピタリと足が止まった。
enn
enn
あみか…ちゃん……?
こたつ
こたつ
あみか、って……。あぁ、今朝の
あの賑やかな1年生の女の子?
enn
enn
そう!ほら、あれ!
あみかちゃんとちゃう!?
指をさせば、
その指の先を辿ってこっちゃんが視線を向ける。

うん。間違いない。

確かにあみかちゃんや。
隣を歩くのは……彼氏?
わからへんけど、
でも手ぇ繋いでるし、
彼氏やろ。
こたつ
こたつ
うわ、あれ、やばないか?
enn
enn
え?
あみかちゃんが、
大通りから、一本それた小道に入っていく。
こっちゃんが何を言いたいのかがすぐにわかった。

え…。待って。そっちは…

ネオンが煌めく、夜の街。
ホストクラブやキャバクラ…いわゆる、風俗。
ラブホもあるような通り。

言葉でしか聞いたことのない、
大人なお店がずらりと建ち並ぶネオン街。

な、んで……そんな所に…?
こたつ
こたつ
∑ちょ、ennちゃん!!?
気づいたら、
頭よりも先に足が動いていた。











































🌈放課後デート、かーらーの…
 事件です。
 あみかちゃ~ん。゚(゚´Д`゚)゚。