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2021/08/08

第3話

俺の幼なじみ。
女子生徒
女子生徒
ennちゃん、呼ばれとんで~!
昼休み。

いつものように向かい合わせで机をくっつけて、
ennちゃんと弁当を食ってたら…
教室の出入口からクラスメイトの女子がennちゃんに向かって手を振った。

見ると、
その女子の後ろには他のクラスの男子がいて。
顔は知ってるけど、名前は知らん。
でも、
この学年でも10には入るイケメン野郎だ。



またかよ…



内心、溜め息を吐く。

そりゃennちゃんが可愛いから仕方ないけど…
こうも毎日毎日代わる代わる男がやって来て、
俺とennちゃんの貴重な時間を削ってくるから、
たまったもんやない。
enn
enn
またかぁ……
俺が心の中で呟いた言葉をennちゃんも吐き出して
溜め息混じりに苦笑を浮かべた。
ennちゃんはお弁当を食べていた手を止めると、
箸を置いて立ち上がる。
音羽
音羽
行かんかったらえぇやん。
enn
enn
いや、そんなわけにもいかへんやろ。
目の前まで来てんのに。
…ちょっと行ってくる~。
音羽
音羽
いってら~。
平然を装って、ennちゃんに手を振る。

入口で待つ男子の元へと歩いていくennちゃんの後ろ姿を目で追ったけど、
男子と2人でどこかに歩いていく姿を見たなくて…
首を反対に捻って、
窓の外に視線を移した。


音羽
音羽
……………青いなぁ~。



曇っていく俺の心とは真逆で、
晴れ渡る澄み切った初夏の空。
それは眩しいくらいに青く澄んでいて、
笑えるくらい綺麗だ。
音羽
音羽
………………………。
ennちゃんは…あの青空みたい。

誰より眩しくて、
澄んでいて、
キラキラして、
可愛くて、
綺麗で…

俺は、
幼馴染みとして誰よりも一番近くにいるはずなのに
ennちゃんとの距離は、
あの青空くらいに果てしなく遠い。

『好きだ。』

のたった一言が言えずに、
もう、10年以上。
想うだけで満足はしてへんけど、
想いを伝える勇気はない。
音羽
音羽
俺…だっさ……
頭を抱えて、机に突っ伏して、
自嘲するように笑った。

女同士だから、とか、
幼なじみとして傍におれるだけでいい、とか。

そんな言い訳ばかりして、
結局、
思いを伝えて嫌われるのが怖いだけ。
拒絶される覚悟ができないだけ。



でも…

怖いんよ。





嫌われて、
二度と、
ennちゃんの隣におれなくなるのが…
あの、
優しい笑顔を失ってしまうのが…

ほんまに、怖い。





それならやっぱりこの関係のままでもえぇって。
幼馴染みのままでえぇって、
無理やりこじつけた答えを、
悶々としながらこの胸にずっと持ち続けている。
enn
enn
ただいま~。って、何やってん?
音羽?寝とんの?
音羽
音羽
……いや。起きてる。
机に突っ伏していた顔を上げると、
さっきまで座っていた椅子に、
ennちゃんが戻ってきた。
音羽
音羽
早かったな。
enn
enn
うん。まぁ…言うことは1つやし。
音羽
音羽
……………断ったん?
enn
enn
うん。
音羽
音羽
……彼氏、欲しないの?
身体を起こすのが面倒で、
腕をまくらにして、
ennちゃんを見上げる。
ennちゃんの表情が曇ったんは…気のせいか?
enn
enn
音ちゃんは…アタシに彼氏ができてもえぇの?
音羽
音羽
え…
そう言ったennちゃんの声のトーンが、いつになく
真面目で。
胸がドクリと鳴った。

ジッと、真っ直ぐに見つめてくるennちゃんの目に
心臓が、
一気に暴れ出す。

勘違いするな、俺。

この言葉に何も意味なんてないんやから。
落ち着けって。

うっさいねん、心臓…!!
音羽
音羽
ぇ、あ…
返す言葉に詰まって、
情けないほどに戸惑う自分がダサすぎて。

そんな俺を見て、
ennちゃんは、
ふ…と、
表情を緩めた。
enn
enn
アタシに彼氏できちゃったら、
花の高校生ライフ送っちゃうよ~?
そしたら、一緒に学校行けへんし、
音ちゃんが部活休みの時は、
放課後一緒に寄り道できひんからな?
それでもえぇんか~?(笑)
音羽
音羽
それは嫌やぁ~!!
enn
enn
やろ?音ちゃん寂しがりやもんな(笑)
ポンポンと、頭を撫でてくれるennちゃんの手は、
ビックリするくらい優しくて。
見上げたennちゃんの笑顔も優しくて。

胸が、
苦しいくらいに締め付けられた。
enn
enn
せやから、アタシ決めてん。
寂しがりやの音ちゃんに彼女が出来るまで、彼氏は作らんて、な?
音羽
音羽
へっ……?
何やそれ……初めて聞いたんやけど!!

ビックリして上体を起こすと、
俺の反応を見てennちゃんが面白そうに笑った。
enn
enn
あ、“彼氏”できるまで、やった?(笑)
音羽
音羽
いや、知ってるやろ。
俺が女の子好きなの。
なんて。

それは、
ennちゃんに意識してほしくてそう言ってるだけで
俺はennちゃんが好き。

別に男が好きとか女が好きとかはなくて、
小さな頃からennちゃんだけが好きやった。
好きになったのが、
ennちゃん1人だけって話。

せやから、
ennちゃんの1人の男の子になりたくて、
ennちゃんに意識して欲しくて、
小さい頃からずっと男装をしている。

まぁ…
ヒラヒラのスカートを履くのが無理なのもあるけど
音羽
音羽
てか、それなら俺かてennちゃんに
彼氏できるまで、彼女なんか作らへん
いらんし。
enn
enn
え~?じゃあ、アタシらずっと
彼氏彼女できへんままやんか~(笑)
音羽
音羽
せやな~。(笑)
enn
enn
それは嫌やぁ。花の高校生ライフが~
………あ!せやったら、アタシらが
付きあったらえぇんか!
音羽
音羽
∑はぁああっ!?
ennちゃんの一言に、
心臓が口から飛び出るか思うたわ…

ちょっと、待って…

え。嘘やろ?




冗談、やんな………?


























































🌈か~っ!!甘酸っぺぇな!!
 青春だねぇ…(←どこが?)
 あんまり学生感出せなかった…
 まぁ、こんな感じで緩~く進んでいきますが…
 お、面白い?(´д`)
 これ……じゅ、需要ある?
 なかったら閉店ガラガラ~店じまいします(笑)
 とりあえず、始まったばかりなので、
 しばらく書いていこうと思います。