その日もいつもと変わらず学校生活を送っていた
ちょうど部活に行こうと思い
運動場ら辺を歩いていた時
なにやら喧嘩をしている声が聞こえた
誰だろ、、、そう思い声のした方を覗くと
蓮先輩と他のテニス部員一人と野球部が見えた
何か言い争っているようだ
声を掛けようかと思った次の瞬間
野球部の男子が蓮先輩の胸ぐらを掴んだ
蓮先輩もそれに対抗している
俺は荷物をその場に投げ捨て
蓮先輩の元へ全力で走った。だって殴ろうとしてたから
パシィっ!
間に合った、、、、!
俺は野球部員の手を掴んでいた
タッタッタッ
でも、何もなくてよかった、、、
もしケガでもしてたら、、、先輩も辛いけど
俺も辛い、、、よかった、、、
あ、やべぇ口走った、、、
先輩がポカーンとした顔でこちらを見ている
もう俺人生終わりだ、、、
俺が先輩の顔をまじまじと見ていると
少し恥ずかしそうにしながら
と言った。
もういいや。正直に伝えよう
もう、いい。先輩に伝えられただけで充分だ。
先輩、、、俺はその場から立ち去ろうとした
すると先輩が俺の手を掴んで
と言った。それから
振られるなと思った。そういえば先輩好きな人いるし
俺が俯いて黙っていると。
思いもよらない言葉が返ってきた
先輩今なんて言った?え?好き?えっ?
俺の顔はすっげー笑顔だったと思う。
よかった、、、こんな嬉しいことある!?
俺明日死ぬのかなぁーww
明日、、、あ、そっかゲームすんのか。
じゃあまだ死ねねーなww
待てよ?付き合うってことは
明日が初デート??ゲームって家でだよな、、、
やべぇ。ドキドキする!
楽しみだな、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。