第5話

テニス🎾
566
2019/03/25 06:51
放課後
蓮
輝星
輝星
蓮
あれ?今日部活ねぇけど?
蓮
練習しに来たの?いつもなら俺一人なのに
輝星
輝星
あっあ、ハイ
輝星
輝星
い、いやー練習俺もたまにはしよーかなーって、、、
蓮
あっそう。
蓮先輩は部活がない放課後もテニスの練習をしてる

それを知ってる俺はいつもは行かないが

今日は来てみた。だって会いてえし

パコーンパコーン
俺らは無言で壁打ちをする

横を向くと先輩が黙々と壁打ちをしている

やべぇ。先輩カッコイイ、、、

ちゃんとしないといけないのに

ついつい見てしまう。ハア、、、
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
蓮
よし。そろそろ終わるか
輝星
輝星
そうっすね
蓮
、、、
輝星
輝星
あのっ!先輩っ!
蓮
何?
輝星
輝星
先輩って好きな人いますか?
蓮
あ、ああ、、、うん
輝星
輝星
教えて下さいっ!
蓮
、、、俺の好きな人は__
キーンコーンカーンコーン
その先の言葉は帰宅のお知らせ放送の音で

打ち消されてしまった
聞こえなかったけど、、、先輩も好きな人いるんだ、、、、

ズキ、、、と心が痛んだ。

告白、、、諦めようかな、、、

帰ろうかなと思い顔をあげると

蓮先輩は少し頬を赤く染めてこっちを見ていた

先輩?と聞こうとしたがやめた。

そして、気まずそうにじゃあなと言って去って行った

俺にはその意味が分からなかった

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