公園のベンチに隣同士に座って、
もっきゅんに今さっきあった出来事を、
静かに話した。
もっきゅんは全部聞いてくれた。
優しい…ふと、彼にそう思った。
なるほど…そりゃ電話にも出ないわけだ…
うん、ごめんね
ううん、大丈夫
はぁ…もう、どうしよう
ほんとに私、バカだなー…
まぁ、あなたちゃんこの通り全然気づいてくれないもんね
え?何に?
すると、一呼吸置いて、
んー、俺にも好きな人がいるってこと
と、言った。
え。
もっきゅん好きな人いたのおおおお!?
え?それ本当!?
なぜここで嘘つく笑
本当だよ。
それは、気付かなかった…
え?私も知ってる人?
なんでそんなこと聞くの笑
え、いや、
今までシルクのことで相談に乗ってもらってたから、さ。
私だって、相談にのるぐらいできるんだよ?笑笑
だから!
ねぇ、その人どんな人なの?
えぇー?
んまぁ、みんなに優しくて明るい人…ってこれでいい?
おぉ、いい人そうじゃん笑
でもねー…
するともっきゅんは、
悲しそうに、また、何かを決めたかのような
そんな顔をした。
その人、
今、恋愛ですごい悩んでるんだよね…
…じゃあ、もしかしたらもっきゅんの事、好きと思ってないかもしれないってこと…?
うん。
ていうか、俺のこと好きって思ってくれてないんだよその人。
はぁ…
まぁそう溜息つかないで笑
あははっ…
まぁ今あなたに聞いてもらってちょっと楽になったよ。
ありがとね
ううん!
私こそ今話聞いてもらって、
ありがと。
じゃ、シルクんところ行きな?
熱酷くなってるかもだし。ね?
うん、ありがと!
私がベンチから立って、公園を出ようとしたとき。
ぎゅ…
後ろからもっきゅんが抱きついてきた。
!?
ごめん、こんなことしちゃいけないって、わかってるつもり。
でも、
『俺が好きなのはあなたちゃんなんだよ』
え?
俺は、あなたちゃんが好きなんだ、よ…
もっきゅん…
このまま、シルクのところに行ってほしくない。
でも、あなたちゃんはシルクのこと好きって俺が一番わかってる、つもりだから
ぎゅっ.と
もっきゅんの抱きしめる力がより強くなる。
もっきゅんの後ろからのハグは
少し肌寒くなってきたこの季節には
ほんのり暖かく感じられた。
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