私は諒くんについて歩く。
…あれ?
身長、、高くなった?笑
そんなことをぼーっと考えていたら
急に立ち止まった。
ガチャガチャと鍵を開けて、
ドアを開ける。
誰もいない部屋の中に入らせてもらって、
ソファに座る
ドキドキとうるさい心臓。
まさか…ねぇ。
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数十分と思い出話をした辺りで、
私は、頑張って口を開いた。
『ストーカー…に狙われてるの』
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俺は驚きを隠せなくて、
思わず、
と言ってしまった。
そういうと、あなたは座り直すと同時に少し俺から離れて座る。
そして言葉を続けた。
わっ、言いながら何かを抱きしめるようなそんな仕草をする。
俺はふと疑問に思ってしまった。
すると彼女の顔は俯いて、
静かに呟いた。
彼女の放った一言はあまりにも衝撃的すぎた。
『火事で親、死んじゃったんだ…』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。