第49話

30。俺にはできないけど
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2019/04/09 08:52
シルク
シルク
で、話って一体…?
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー









黙り込むはじめくん。



こんなはじめくん初めてかも…?



















下を向いていたはじめくんは、


俺の方を見て言った。
























はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
僕、
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あなたちゃんが好きになったみたいなんだ。
















迷いのない、


まっすぐな眼差しをこちらに向けて、




はじめくんは俺に言った。









































はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
でも
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
でも俺は











さっきまでの迫力とは裏腹に、












ものすごく弱々しい声で、









はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
シルクみたいにあなたちゃんを幸せできない。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
一緒にドッキリしかけた時だって、
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
『ドッキリ大成功』って言ったとき、あなたちゃんは自然なかわいい笑顔でシルクのこと見てた。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
そんな、、、そんなあなたちゃんを好きになっちゃった…
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
だから、僕はあなたちゃんを幸せになんかできないんだ























うつむいて、そう言った。

















でもすぐ後に、顔を上げて、





最初のような自信のある声で、









はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
だから、
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
だから…あなたちゃんのこと幸せにさせてあげてよ!!!
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
それはシルクにしかできない、『特別なこと』なんだよ、、?!?





















なにも言えずにいた。





でも…
シルク
シルク
俺にしか、できない……
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
…おう

















俺にしか……できない……






















はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
下向くなよ、
あなたちゃんと向き合えって。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
確かにシルクの言うこともわかるけど、今回の件はどれもしょうがなかった。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あなたちゃんが帰ってくるのが遅かったのも、
怒ったシルクを追いかけてるときに体調崩してあなたちゃんが倒れ込んでしまったことも、、、
シルク
シルク
はじめくん……











決めた。






今すぐ家に帰ろう。














俺が大好きで、愛してるあなたが待ってるはずだから。






















シルク
シルク
…ありがとう、ございます…
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
だけど、お前があなたちゃんを幸せにできないって言ったr
シルク
シルク
そんなこと、言いませんよ笑
シルク
シルク
言ったら、はじめくんに取られちゃいますもんね笑
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
もー!最後まで言わせてよ〜!!笑笑







最後にいつもみたいに笑いあって、










はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
じゃあ荷物取ったら僕帰るね



と一言。
シルク
シルク
こんな時間ですし、、泊まっていかないですか??
と提案しても、
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
いや、今日はいいや
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
また今度泊まりに来るよ笑
シルク
シルク
えー泊まりに来るんすかー?笑
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
えー??笑笑






















そんなくだらない会話をしていたら、






あっという間にマンションに着いていた。

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