第28話

19.5。落ち着けないんだよ
871
2018/12/05 07:29
キス……した?





俺はその2人がこういう関係だったなんて知らなかった。




Fischer’sのリーダーの俺が、

メンバーのことを把握できてなかった。。




しかも、

あなたがここに来たのってつい最近だから……




もしかして、中学の頃から…………!?





考えるだけ、自分を苦しめていくのがわかった。




だから俺は、

あの時……




————————————————☆.。.:*




シルク
シルク
…!
家から出て行ったあなたを見つけたけどなにもできなかった俺は、

公園の柵にもたれかかって、

待つしかできなかった。




そしたら、




2人が…キスして……て………












しばらくして、モトキとキスをした彼女が
あなた
おまたせ…
と、俺の元に来たが
シルク
シルク
おう。。
としか返せなかった。

☆.。.:*————————————————





今は家に帰ってきて、無事寝ているが

全然寝ることに集中できない…
















はぁ…俺って、、最悪だ。








コンコン…


あなた
シ、ルク…?
入っても大丈夫……?
シルク
シルク
いいよ


ガチャっと寝室のドアが開くとともに、

あなたが入ってきた。

寝っぱなしも気が引けたし、


俺は起き上がった。
あなた
あ、起きなくてもいいのに笑
シルク
シルク
いや、そんなわけにはいかねぇしな





少し間をおいて、

寝れなくなってた原因の「あのこと」を

思い切って聞くことにした。

シルク
シルク
…お前らって、いつからそういう関係だったの?
あなた
え、や、、別に、そういう関係じゃなくて…その…
あなた
その…不慮の事故みたいなもんだからっ
シルク
シルク
…そっか
あなた
うん…
あなた
あ、熱…計っておいて…?
シルク
シルク
ん、わかった



「じゃあ」と寝室を出て行く君。


シルク
シルク
はぁ…
もう気になって、落ち着けねぇ…





風邪による発熱以上に、


俺の頭の中がヒートアップしてしまいそうだ。


シルク
シルク
熱、計るか…




しばらくして ピピッ と体温計が鳴る。






8度8分…


シルク
シルク
変わらない…か………










風邪で苦しくて、


自分の好きな人のキスを目の前で見て、


『不慮の事故』と誤魔化され……………





そんな状況で、俺が


落ち着けるわけなかった。







なぜなら、




















あなたのことが好きって





気づいてしまっていたのだから。

プリ小説オーディオドラマ