第23話

16.5。嘘をついた
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2018/11/14 09:06
シルク
シルク
ゴホッゴホッ…
あなたが昼に帰って、


動画を撮った後、モトキも帰り、


夕方5時ごろから家に1人でいる状態になってた。







ずっと編集をしていたけど、

咳が止まらなくて、


少し寒気もする。


前から、足とか手とか冷たくなりやすかったけど、


今日は体から冷えるっつーか。。


念のために熱計っとくか。









……










ピピ、ピピ










自分でも驚いた。









シルク
シルク
おいおい、7度8分?





微熱か…

なら、体暖めておけばと

動画の編集を続けた。


少し油断した。




















10時を過ぎた頃、




さっきより頭がぼーっとしてきたから




もう一回計ってみた。



そしたら…
シルク
シルク
8度8分………?





久しぶりにこんな熱でたなぁと


2度目の驚き。




流石に体がだるくて、




ご飯食べてないし、




やばい…かな。
シルク
シルク





俺は少し望みをかけた。




電話をかけよう。


そうすれば…来てくれるかもしれない。





携帯を取り出して、彼女の名前を探す。



















プルルルル…プルルルル…




とりあえず繋がった。。

あとは、出てくれるのを…














『ピッ』














あなた
もしもし…諒くん?
シルク
シルク
あぁ。頼みがある。
あなた
え?
シルク
シルク
家に来てくれないか…?
あなた
い…ま?





訳を考える間もなく、
今思っていることを電話越しに、伝えた。




あなた
もしかして…
シルク
シルク
あぁ…
風邪が…ゲフッゲフッ…悪化しちまった。
あなた
なんで…私なの?






























『そばにいてほしい。』































普通なら言えるはずなのに、


何故か言えなくて。


言えるはずもなくて。






シルク
シルク
あー…
面倒見が良さそう…ゴホッゴホッ……て思ったk…
あなた
もう無理に喋んなくて良いよ。
すぐ行くから待ってて。





直後に電話が切れた。




来て…くれるのか。。




シルク
シルク
はぁ…良かった…





本当は、










『君の近くに居たくて、居て欲しくて。』




この風邪を利用したんだ。




俺はあなたに嘘をついた。


ごめん…な。

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