あなたちゃんの足からは、少し血が流れていた。
それに、足に砂が付いて汚れてる。
俺はすぐにLINEでみんなに言った。
《LINE》
モ)あなたちゃん怪我してるから
公園で水で少し洗ってから、
帰るから、時間かかるかも!!
ン)じゃあンダホ号でお迎えに行こうか?
モ)それは助かるかも!
ン)りょうかーい。じゃあ迎えに出るね。
だほが車で来てくれるのはありがたすぎる。
あなたちゃんがあまり痛い思いをせずに家まで行けるし、
…2人きりで歩かなくて良かった。
だってそんなの、心臓もたないもん。
今だってドキドキしてる。
あなたちゃん————————
君は…
気づいてない…の?
中学の頃の名残で、
「もっきゅん」って読んできて、
毎回ドキドキする。
こんな俺っておかしいのかな…
…
ジャーッと水を出して、
少しづつ足を洗っていく。
このすり傷たちをみた俺は、
本当に必死になってたんだと感じた。
涙ぐむ君。
俺の頭の中には、
さっき問い詰められていたあなたちゃんの姿が
思い浮かべられた。
あんな思いをさせたくないって、
自分を責めてたのに。
なんでまた、
俺は泣かせてしまったの?
よろけた君。
俺だって咄嗟に手ぐらいでるよ。
だほよ、早く来てくれ…
もう心臓がもたない。
そう思ったら、
ちょうど来た。笑
…
ぶうううん……
車の中で発した言葉が、
俺らに影響を及ぼすとは、
まだ、知らなかった。
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おはこんにちばんわ。
作者のりんりんです。
長い間待たせてしまい、申し訳ありませんでした。
毎日投稿…これからできなくなる可能性が…
高いのです。
すみませんm(__)m
投稿できるときはちゃんとするので、
何度もすみませんが、
気長に待っていてくれると、嬉しいです😊
それでは、次回をお楽しみに。
りんりん🐟
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。