第4話

鬼ごっこの始まり
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2021/11/25 09:07
紫咲 夏織
でも逃げるって言ったってどこに?
紗乃 彩夢
そういうことはマスターに聞けばいいんじゃない?
宙葉 虹翔
だな。
マスター、逃げる範囲はどこまでだ?
マスター
この建物内ならどこでもいいですよ。
覇月 奏人
建物内って...こんな広いところを逃げるんですか?
マスター
その通りです。
涼風 陽葵
ふーん案外余裕そうじゃん♪
古雅 瞳月
油断してると捕まりますよ
涼風 陽葵
わかってるって
黒矢 和兎
おい、もうそろそろ鬼が解放されるぞ
舞原 氷菜乃
そうですよ!にげないt...
マスター
鬼が解放される時刻となりました
ダアンッ!



俺たちの会話を遮るようにマスターが話す。



その直後に大きな足音が辺りに響いた。



ダンッダンッダンッ!



足音はどんどん近づいてくる。



そして、俺たちの前に現れたのは_______________




青城 玲斗
な、なんだ...あれ...?
紫咲 夏織
あれは...鬼?



そう、そこにはゲームに出てくるような赤い皮膚に角が生えた「鬼」がいた。



覇月 奏人
あれ、どう見ても人間じゃないですよね
舞原 氷菜乃
じゃ、じゃあロボットとか?
古雅 瞳月
あんなロボット、見た事ありませんよ...
紗乃 彩夢
なら、本物ってこと...?
マスター
皆様には、あの鬼から逃げてもらいます



全員、その場から動けなくなった。



鬼を見つめ、呆然としていた。



マスター
ああ、それとあの鬼に捕まると、







マスター
死にますので、ご注意を。
黒矢 和兎
...は?
宙葉 虹翔
捕まったら、死ぬ...?
マスター
早く逃げないと捕まりますよ?



その言葉でやっと何人か動き出した。


青城 玲斗
みんな、逃げよう!
紫咲 夏織
でも...あんなやつからどうやって...?
宙葉 虹翔
そんなの分からない...けど今は逃げないと
涼風 陽葵
とりあえず、ここから離れようか







こうして、地獄のような鬼ごっこは始まった...







次回へ続く_______________

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