第2話

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2021/06/24 21:01
ここは、美少年探偵団
美少年探偵団団則

一、美しくあること

ニ、少年であること

三、探偵であること

四、チームであること

指輪学園中等部で秘密裏に活動する、非公式かつ非営利組織。
校内のトラブル全般を解決する。

使用されていない美術室を事務所としており、その内装は学園内とは思えないほど美しく改装されている。飾られた美術品のほとんどは、ソーサクさんによるレプリカである。カである。

また今日も、依頼人が来たようです
さて、今度はどんな美しい仕事かな
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「それでは改めて、よろしくと言わせてもらおう、瞳島眉美くん」
「僕こそが、美少年探偵団の美しき団長・双頭院学だ」
その依頼人というのが、今目の前に座っている可愛らしい女の子
瞳島眉美さん、と言うらしい…しかし、本当に可愛い人だ、私と違って…あははは
すると、クイクイと袖を引かれる
「……」
『あっソーサクさんごめんなさい!ありがとうございます』
どうやらミチルさんが作ったマカロンを食べさせてくれるらしい
ソーサクさんはあまり喋るのが得意ではないらしいが、とてもいい人だし、私は話さなくても伝わるから、なんの問題もないのだ
「まーたネガティブになっちゃってたでしょ?髪弄る癖ですぐ分かっちゃうんだから!」
『あっごめんなさい!つい…』
私の膝の上に乗るヒョータさんがそう言う、俗に言う膝枕だ、するとソーサクさんもコクコクと頷く、うぅ…
団長が瞳島眉美さんの目を褒めているが…様子がおかしい?もしかしてコンプレックスだったりしたのかな…それだったら…
「私、美形って嫌いなの!ちょっとかっこいいからって、何でもかんでも思い通りになるなんて、勘違いしないでね!?」
『ひっ!』
きゅ、急に怖い!!まさかそうゆう…あ、悪女的な人だったのか…?
「大丈夫だ、安心しろ」
『ミ、ミチルさん…すいません』
すると、皆がクスクスと笑い出す
瞳島眉美さんが問うと、まずナガヒロさんが口を開いた
「失礼、申し訳ありません。つい、あまりにいつも通りすぎて」
「ここに来た依頼人は男子女子を問わず、だいたい同じことをいうんだよ。美しさなんてくだらねえって」
「そうそう! だけど最後には、美しさの価値を認めて、帰って行くの!」
うぅ…けど私はいつまで経っても慣れないよ…
それから瞳島眉美さんは納得したらしく、依頼内容を話し始めた
『美しい仕事ですね…』
「お!さすが、あなたもそう思うかね?実は僕もそう思っていたのだよ!よし!その依頼!我らが引き受けよう!!」
となると…さっそくヘリで移動かな
「あなた…」
『はい!行きましょう!』
一緒に来てほしいと言われ、私はソーサクさんについて行った
「安心したまえ瞳島眉美くん、ソーサクとあなたは既に取り掛かっているのだ」
よし、依頼開始だ

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