次の日…
そうだよね。
どこかで現実から避けていた自分がいた。
広臣の仕事を思い出すと胸が締め付けられるんだ。
夜…
広臣がいつもは帰ってきてるはずの時間なのになかなか帰ってこない広臣。
嫌な予感がした。
早く帰ってきて……
だんだん不安になってきた。
ピンポーン
そんな時に家のインターホンがなった。
そう思ってドアを開けた。
でも目の前には知らないイカつい男の人が立ってた。
その男の人に抱きかかえられていたのは広臣だった。
傷だらけで今にも倒れそう。
すると広臣を抱き抱えている男が
「こいつにある奴殺してこいって言ったらよ相手大人数でこいつの事ボコボコにしたんだよ、ホント笑えるよな笑笑だせぇ笑ってかお前にもこんないい女いたんだな?笑笑」
「あとは頼んだぞ」
男はそう言うと私に広臣を抱きかかえさせた。
きっと今のは広臣の先輩……上の人だ
そう言うと広臣は私から離れてフラつきながらお風呂場に入っていった。
あんな広臣見たことない……
怖くなってきた。
~広臣~
先輩の指示は絶対。
でもあんな大人数なんて聞いてない。
ことねにこんな姿見せたら…あんだけ否定するのもわかる。
涙目だったし…ことね。
悪ぃな……
怖がらせて……
でも俺はこの道に決めたんだ……
シャワーなんか浴びるんじゃなかった。
すると今の俺の声がリビングまで聞こえたらしく…
急にお風呂場のドアを開けたことね。
俺裸じゃん……
慌てて後ろを向いたことね。
傷口がズキズキ痛み俺はしゃがみ込んだ。
するとことねは俺の方を見て俺の目の前にしゃがんだ。
ことねはまた目を隠した。
そんなことねが可愛くて仕方なくて……
自分に引き寄せ抱きしめた。
ことねは顔を上げ俺を見つめた。
吸い込まれそうなぐらいに大きな瞳。
プルプルの唇。
小さな顔。
小さな体。
サラサラの髪の毛。
全てが欲しくなった。
次の話🔞🔞🔞入ります。苦手な方は🙅🏻
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!