~ことね~
3時間前……
たったの5分間だったのに……
楽しいはずの文化祭が一瞬で地獄に変わった。
男「あれ?さっきの子じゃん💗彼氏さんは?」
声をかけてきたのはさっきの男。
相手にしたくないからずっと無視してた。
男「なんだよ感じ悪いな、ちょっと来いよ」
そう言われ腕を掴まれた。
いくら抵抗しても男の人の力には叶わない。
そのまま体育館の裏まで連れてかれてしまった。
男「黙ってれば悪いようにしないから」
そう言ってる割には胸やら足を触ってくる。
ずっと抵抗し続けた。
しばらくたち、もうダメかもなんて思ってた時……
広臣がきた。
助けてくれた。
その時安心して涙が溢れてきた。
広臣だけが私のそばにずっと居てくれて、助けてくれて、一緒にいて安心する人。
出会ってからまだ少ししかたってないのに、
広臣は私のこと大切にしてくれて、
助けてくれて、
広臣の存在がすごい自分の中で大きいんだって気づけた。
男に連れてかれた時も広臣助けてって……ずっと思ってた。
広臣だけが唯一私のことを支えてくれる人。
そしたら剛典も後から来て、
2人で言い合って……
剛典に連れてかれた。
私は剛典にそう言い家に帰った。
家に帰ったら広臣が泣いてた。
でも泣いてないって強がって……
広臣を抱きしめた。
私は広臣のことが好きなんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。