「 アイス食べたい! 」
JH 「 僕もアイス食べたい! 」
ってことで!(笑)
収録の合間 、ホソクオッパとコンビニに向かう為にテレビ局を歩く 。
前に見えたのはあの時【 許せない参照 】のナムジャグループ 。
忘れてたはずなのに 、あの時の感覚がフラッシュバックしてオッパと繋ぐ手に力が入る 。
( バレないように素通りしよう )
そう考えながら俯いて通り過ぎようとしたらナムジャグループの1人が声を出した 。
『 あれ?あなたちゃんじゃん (笑) 』
『 うわ、まじだ 』
『 また会えるなんて俺たち運命じゃん? (笑) 』
「 .. や 、」
JH 「 あなた? 」
『 そんな怖がんないでよ~ 』
『 俺たち仲良しでしょ? (笑) 』
状況が分かっていないホソクオッパは戸惑っていて 、わたしはそんなオッパの腕に必死にしがみついて顔を合わせないように俯く 。
けれど 、そんなのは無駄で 、ナムジャの手が伸びてきて頬に触れる 。
「 さ 、触らないで .. 」
『 相変わらず可愛いねえ 』
JH 「 .. あなた 、嫌がってるんだけど 」
『 は? 』
ホソクオッパはするっとわたしから腕を抜いて抱き寄せる 。
一瞬にして安心するオッパの匂いに包まれて涙がポロポロ出てくる 。
JH 「 前にあなたに変なことしたのも君たちだよね? 」
『 そうだって言ったら? 』
JH 「 いい度胸してるね 、君たちにあなたは触れてほしくないなあ (笑) 」
JH 「 こんな汚い手で触れて 、僕の大事なあなた泣かせて 、許されると思ってる? 」
最初こそいつもの優しい口調だったのにだんだん荒く低くなっていく声 。
JH 「 あなた傷付けたら痛い目みるよ? 」
JH 「 今後一切あなたに近寄らないで、 」
JH 「 もし 、次こんなことがあれば 、君たちどうなるかわからないから覚えておいた方がいいよ 」
「 .. ホソクオッパ 」
JH 「 ふふ 、行こっか 、あなた 」
頭をふわっと撫でて腰を抱いたまま歩き出すオッパ 。
少し先の人気のないところまで行くと椅子にわたしを座らせて頭を撫でてくれる 。
JH 「 わあ 、目腫れちゃったね 、」
「 うう 、、オッパ 、、」
JH 「 大丈夫もう怖くないよ 、僕達が守るから 」
その後はずっと落ち着くまでオッパがハグしてくれて 、コンビニでこれでもか!ってくらいお菓子とか飲み物とか買ってくれた 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!