朝 、鳴り止まないカトクの通知音で目が覚めた 。
「 .. んん 、誰 」
ホソクオッパ
あなたおはよう!!!
ホソクオッパ
あなたヤーーー!
ホソクオッパ
オッパ達はこれから生放送だよ!
ジミンオッパ
まだ寝てるの?
ジミンオッパ
生放送終わったら電話するね
ジミンオッパ
起きてよあなた~~
わたしのスマホには日本にいるホソクオッパとジミンオッパからの不在着信と鬼のようなカトクが送られていた 。
「 えっ 、怖 」
オッパ達が送ってきた件数にドン引き(していると突然画面が変わってディスプレイには " ジミンオッパ " の文字 。
びっくりしながらも慌てて応答ボタンを押す 。
「 ヨボセヨ? 」
JM 「 あ 、やっと出たあ! 」
「 さっきまで寝てたもん!おはようオッパ 」
JH/JM 「 おはようあなた! 」
「 二人とも元気だね (笑) 」
そこからオッパ達は日本の話をしてくれた 。
朝から日本食を食べたよ 、とか 日本のARMYに会ったよ とか 。
声のトーンでどれだけ日本が楽しいか伝わってきた 。
「 オッパ達がそばにいないと寂しいなあ 」
と 、その時に無意識にぽろっとでた本音 。
いつも一緒だから日本と韓国っていう距離がなんとなく寂しく思えてしまった 。
でもお仕事だから 、仕方ない事だから必死に訂正しようとしたら電話の向こうからはふたりの優しい声が聞こえた 。
JH 「 ふふ 、オッパはあなたに会いたくて仕方ないよ 」
JM 「 そうだよ 、あなたがいないから僕達も寂しい 」
" 寂しいのはあなただけじゃないよ " ってきっといつもの糸目で笑いながら言ってくれているだろうジミンオッパ 。
「 オッパ達ありがとう だいすき 」
JH 「 僕達もだいすきだよ 、」
JM 「 夜また電話していい? 」
「 うん 、待ってる! 」
JM 「 よーーし!僕達頑張ってくるね ! 」
JH 「 あなたも頑張ってね! 」
「 頑張る!オッパ達もお仕事ファイティン!! 」
電話が切れたあとにきた ホソクオッパからのカトクには2人の指ハートのセルカと " 보고 싶다 ( 会いたい ) " の文字 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。