がくりと、なぜか膝を落とした先生をみて、
私はどうしたらいいかと悩んでいた。
声をかけても反応はないし、
なにかをぶつぶつと呟いている。
こんな姿の先生は初めて。
ーーーーーキーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ってもなお、先生の姿が変わることはなかった。
チャイムが鳴ってしまったから仕方がない。
私は『旧』数学教科室を後にした。
……教室に着いた私は、
教室に入ると、私は担任の先生におもっきし、
怒られてしまった。
みんなにクスクス笑われながら席に着いた。
うぅ…っ、恥ずかしいよぉ。
でも、先生、どうしたんだろう…??
なにを言ってたかわかんなかったし。
先生…らしくないっていうか…。
私が痴漢されたって言ったせい??
でも言わなかったら授業に出させてもらえなかったし。
担任の先生))それじゃあ、昨日連絡した通り、教育実習の先生を紹介するぞ!!
担任の先生の言葉で私は考え事をやめた。
…そういえば、教育実習で大学生が来るとかなんとか…、、
言ってたっけ!!
ドアが開いて教室に入ってきたのは、
背の高い男の先生だった…、、、
……って、凄くイケメンっ!!
クラス中の女子から黄色い声が上がる。
勿論、私もその一人。
イケメンに目がないのは仕方がないでしょ!!
ーーーー別にまだ何も話していないのに、、
私は先生を知っている気がしてたまらなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。