第3話

きっかけの午後
719
2018/05/25 12:41
6時限目が終わり


部活が始まる。


ちなみに私は美術部。


後輩しかいない地味な部活だけど


絵がとても上手い。
部員
こんにちわっ‼お疲れ様です!!
あなた

おつかれー。
あ、絵かいたの?!
うまいね❣❣

部員
あ、はい‼ありがとう御座います!!
部員の子が書いていたのは


学校の校舎だった。


私の通う学校はよくある


茶色の学校。


それをうまく書きこなしていた。
部員
先輩!!私今日そろそろかえりますね!!
塾があるので!!
あなた

あ、うん‼
お疲れ様っ✨

部員
はい‼
わたしも絵、描いて


今日は帰ろっ。


えーと、眼鏡、眼鏡…。


あれ、眼鏡がない?!


あ、6限目理科だから理科室に忘れた。


どーしよ。


ため息をそっとついた。


すると。
"トントン"
ドアを叩く音がした。
あなた

はい?

涼介
あなたってやついる??
メガネ忘れてたんだけど。
その男の子はすごくかっこよかった。


語彙力がない私には


説明できないが、必ずモテる。


っていうくらい


顔が整っている。
あなた

あ、わたしです‼
困ってたんです‼ありがとうございます!!

涼介
あぁー。はい!!
名前あなたっていうのな。
俺、涼介テキトーによんで。
あなた

はい‼
私のことはあなたって呼んで!!

涼介
あ、俺部活戻るわ。
がんばれよ。絵書くの。
あなた

ありがとう‼

そう。


これがあなたと私の出会い。


メガネで繋がった初めての恋__。

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