あっという間に時が過ぎた。
今日は卒業式。
と、卒部式。
実感がわかなくて、みんなが旅立ちの日にを歌って泣いてる中、私だけ前を向いて大きな声で合唱ガチ勢になっている。
式が終わって、それぞれのクラスでの最後のホームルームを終えて、私は賢二郎くんと二人で写真を撮るために集合した。
私は内カメで前髪を整えながら賢二郎くんから目を逸らす。
横目で見てくる賢二郎くん。
私の頭を撫でる賢二郎くん。
しれっとかわいいと言ってくる賢二郎くんに私だけ顔を赤くして照れている。
写真を撮って、卒部式の会場である五色くんのクラスに行った。
卒部式ではそれぞれ花束と一人一人からメッセージを貰った。
色紙と私は可愛らしいハンドケアグッズを貰って、
私たち3年もみんなにそれぞれ感謝を伝えた。
帰り。
みんなと一緒に帰る最後の帰り道。
それぞれ分かれ道でばいばいをする。
最後、私と賢二郎くんの2人になった。
手をぎゅっと握ってきた賢二郎くん。
思ったより冷めててびっくりする。
ぎゅっと私の手を握り直す賢二郎くん。
私は、大丈夫だよって思いを込めて、私も賢二郎くんの少し大きな手を握り返した。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。